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北朝鮮副首相、「態度が悪い」として処刑

北朝鮮副首相、「態度が悪い」として処刑

Posted September. 01, 2016 07:45,   

Updated September. 01, 2016 08:38

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北朝鮮の金勇進(キム・ヨンジン)副首相(63、内閣科学技術担当)が、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が参加した行事での態度が悪かったという理由で処刑されたと、統一部が31日、明らかにした。統一部関係者は、「金副首相は、6月29日の最高人民会議での態度が悪かったことを指摘され、調査された後、反党反革命分子、現代版分派の烙印を押され、7月に銃殺された」と伝えた。

これと関連してある消息筋は、「金副首相が、5月に開かれた労働党第7回大会で、金委員長が演説する間、メガネを拭いていたことを指摘されて調査を受け、7月25日に処刑された」と明らかにした。金副首相が5、6月に開かれた労働党大会と最高人民会議で、金委員長の前で態度が悪かったという「不敬行為」のため政治犯と見做され処刑されたとものとみられる。

金副首相は5月、姜錫柱(カン・ソクチュ)前党書記が死亡した際、国家葬儀委員会委員53人のうち序列30位だった。31日現在、北朝鮮の対外宣伝用ネットメディアでは、金副首相が参加した行事の写真が削除されている。

また統一部は、金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委副委員長兼統一戦線部長(71)と崔輝(チェ・フィ)党宣伝煽動部第1副部長(61)が革命化教育を受けたと明らかにした。革命化教育とは、地方の農場に送って労働を強いる北朝鮮式思想教育を意味する。統一部関係者は、「金部長は高圧的態度を見せ、無理に統一戦線部の権限を拡大するなど権力を乱用したことが原因で、7月半ばから8月半ばまでの約1ヵ月間、地方の農場で革命化教育を受けた」と明らかにした。

同関係者は、「現在、金部長は職責に復帰し、忠誠を証明するために今後、対南強硬挑発をする可能性が高い」と付け加えた。崔輝副部長は宣伝事業分野で金委員長の指摘を受け、5月末から革命化教育を受けていると、同関係者は付け加えた。

一方、英国駐在の北朝鮮大使館のテ・ヨンホ公使の亡命後、去就が注目された玄鶴峰(ヒョン・ハクポン)駐英北朝鮮大使が交代となり、後任に米国通のチェ・イル外務省局長が任命され、英国政府にアグレマン(外交官任命同意)を求める手続きをしているという。

チュ・ソンハ記者 パリ=トン・ジョンミン特派員



주성하기자 zsh75@donga.com · 파리=동정민특파원 チュ・ソンハ記者 ditto@donga.com