Go to contents

KIST、安価な炭素繊維のリサイクル技術を開発

KIST、安価な炭素繊維のリサイクル技術を開発

Posted August. 24, 2016 07:29,   

Updated August. 24, 2016 08:13

한국어

自動車や航空機の外装材を高価な炭素繊維に変えることのできる技術を、国内研究チームが開発した。

韓国科学技術研究院(KIST)・炭素融合素材研究センターのコ・ムンジュ先任研究員チームは、捨てられる炭素繊維複合素材(CFRP)を炭素繊維にリサイクルできる技術開発に成功したと、23日明らかにした。CFRPは、軽くて丈夫なので航空宇宙産業や高性能自動車など、様々な分野で使われているが、リサイクルの技術がなく、全量廃棄されてきた。

研究チームは、捨てられるCFRPに水や安価な添加剤のみいれて、100度の温度、10気圧の圧力を加えて処理する方法で、炭素繊維に変えることに成功した。年間1トン規模の素材を処理できる施設で実験した結果、1500ウォンのコストで1キロのCFRPを抽出することができた。強度は元の素材の85%以上を維持した。

コ研究員は、「この技術を利用すれば、CFRP廃材の95%以上をリサイクルすることができる」と言い、「経済性やエコ性を共に備えたリサイクル方法を開発したものであり、直ちに企業各社を対象に産業化できる」と話した。

研究チームは25日、KISTの全羅北道(チョンラブクド)分院で企業各社を対象に技術移転を巡る説明会を開く。



권예슬동아사이언스기자 クォン・イェスル東亜サイエンス記者 yskwon@donga.com