Go to contents

「桜の花言葉は中間テスト」 工学系学生ウェブ漫画が人気

「桜の花言葉は中間テスト」 工学系学生ウェブ漫画が人気

Posted August. 05, 2016 08:23,   

Updated August. 05, 2016 08:23

한국어

「工学部の学生はカクテルをかくはん機で作る?」

工学系学生を題材にしたウェブ漫画が人気を集めている。「桜の花言葉は中間テスト」という言葉があるほど、年中続くテストと徹夜での実験と宿題、修士・博士課程まで続く実験室での生活…。工学部学生たちのつらい大学生活を米国のテレビドラマ「ビックバン・セオリ」のようにコミックに捻ったところが魅力だ。

ネイバーで今年5月から連載中のチェピブW作家の「工学徒ノムマナ」は高校時代の成績も大学入試の成績もそこそこの主人公カン・ジウが名門「最工大学の社会エコシステムデザイン科」(旧土木工学科)に入学し、一筋縄ではいかない工学部の大学生活に適応していく物語だ。論文の作成や教授の授業補助でへとへとになった助手、永遠に続きそうなテスト、工学徒の公式ファッション「X軸とY軸のコラボ」チェック柄シャツ、工学部では珍しい女子学生に熱狂する姿は、専攻を問わず笑いを誘う。チェピブW作家は、SKハイニックスの企業ブログにも「工学部で生き残る術」というタイトルでウェブ漫画を連載中だ。

工学系学生ウェブ漫画が人気を集めているのは、単にユーモアのためだけではない。難しい勉強よりも難しい就職、エンジニアの努力を認めてくれない社会雰囲気など「泣きたいくらい悲しい」社会の現実が至る所に溶け込んでいるからだ。

ウェブ漫画プラットフォームのコミコに連載しているチェン・ヘジン氏とイ・スヒョン氏の「PermIT(パームイット)」には、このような社会現象が適切に織り交ぜられ、質問を投げかける。主人公ジンスの工学部出身の父が営むフライドチキン店の名前は「ポダック(ポスドクの韓国語表記)」だ。「板橋(パンギョ)ベンチャー団地でプロジェクトをしていて行き詰るとチキン店の社長に聞け」とか、「文系の大学を出てはチキン店を開くくらいのお金も集まらない」といったセリフには、ただ笑って過ごせないものがある。

今年1月かれ連載を始めたキム・ウンイクさんの「工学徒トゥーン」は電子工学科の女子新飾り気ない工学部奮闘記で、現在ネイバーの「ベスト挑戦漫画」掲示板で9,9点の採点をつけられ人気を博している。書き込みには、「文系の学生だけど工学系の学生たちが苦労していることを良く知っている」という応援や共感のメッセージが寄せられたり、ウェブ漫画に登場する工学部のテスト問題を専門の学生たちが一緒に解く珍しい光景も見られている。



이서현기자 イ・ソヒョン記者 baltika7@donga.com