クリントン氏は同日、米ペンシルバニア州フィラデルフィアのウェルズ・ファーゴ・センターで、「米国人は一人で解決できるとは言わない。団結して解決すると言う」と強調した。米国の利益を最優先にするトランプ氏の「米国第一主義」に反論した。
また、「ロシアを含む脅威に直面する北大西洋条約機構(NATO)の同盟国に誇りを持っている」とし、「すべての米国民や同盟国とともにテロと戦う」と強調した。トランプ氏については、「解決方法を何も示していない」とし、「トランプ氏が大統領職を遂行する気質を持っていると思うか。周りが少し指摘しただけで理性を失って興奮する人に核兵器を任せられない」と非難した。
通商問題については、「不公正な貿易協定にはノーと言わなければならない。中国に立ち向かわなければならない。鉄鋼と自動車労働者、国内製造業者を支持しなければならない」と述べた。
世論調査機関ラスムセンが同日公開した世論調査(26、27日)の結果、クリントン氏は43%を得て、42%のトランプ氏より1ポイントリードした。先週の調査(18、19日)では、クリントン氏が42%、トランプ氏が43%だった。
필라델피아=이승헌 フィラデルフィア=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com