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(9)五輪メダルさえ取ってくれれば、英米が事前キャンプ地から惜しまぬ支援

(9)五輪メダルさえ取ってくれれば、英米が事前キャンプ地から惜しまぬ支援

Posted July. 29, 2016 07:29,   

Updated July. 29, 2016 08:29

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「世界から羨ましがられているトレーニングベース」

英紙デイリーメールが伝えるリオデジャネイロ五輪に参加する英国代表の事前キャンプ地の様子だ。

英代表は、ブラジル東南の町、ベロリゾンテのミナスジェライス連邦大学で事前キャンプ地を始めた。この大学には、リオデジャネイロを除いたブラジル全域で唯一こは50メートルの室内プールがある。屋外プールや陸上、ラグビなど競技別の練習場、各種娯楽施設も備えている。柔道、卓球、ボクシングなど一部の競技は近くのミナス・テニスクラブで練習を行うことができる。

キャンプ地の至る所には英代表のスローガンである「ブリング・オン・ザ・グレート(Bring On The Great)」や2012年のロンドン五輪での英代表の活躍ぶりを描いたポスターが貼られている。事前キャンプを構えるのに使った費用だけでも160万ポンド(約23億7000万ウォン)に上る。

米国の気前のいい支援はもっと注目を集めている。

米国はバスケット代表に豪華クルーズ船を宿舎として提供する。超高額年俸のNBA(米プロバスケットボール協会)選手で構成されているだけに、ジカ熱ウィルスの感染や犯罪を未然防ぐための措置だ。リオ近くに停泊するクルーズ船「シルバークラウド」はビューティーサロンやカジノなどを構え、スイートルーム1泊の客室料が1万ポンド(約1487万ウォン)に上る。バスケットボールの米代表は、2004年のアテネ五輪でも、テロ対策として代表選手団をクルーズ船に泊まらせた。

一方、韓国代表はロンドン五輪ではロンドンのブルネル大学で事前キャンプを実施したが、今大会は適当なキャンプ地が見つからず、競技別に事前合宿を行っている。



주애진기자 チュ・エジン記者 jaj@donga.com