ゴルフ監督のパク・セリ「選手たちの調子は良好」

リオデジャネイロ五輪で韓国女子ゴルフ代表監督を務めるパク・セリ（３９・写真）の視線は頂点に向かっている。だが、ややもすれば選手たちにプレッシャーを与えることになるのを懸念する様子がありありとうかがえた。

２７日、ソウル鍾路にあるＫＥＢハナ銀行で行われた記者会見に臨んだパク・セリは、「五輪で最上のシナリオは金、銀、銅を席巻して帰国すること」と話した。世界ランキング１０位以内に入る朴仁妃（パク・インビ＝３位）、キム・セヨン（５位）、梁煕英（ヤン・ヒヨン＝７位）、田仁智（チョン・インジ＝９位）は、現地適応の時間が不足しても技量と経験などあらゆる面でメダル獲得の可能性が十分だと評価した。その上で、「成績のことでプレッシャーをかけることになりはしないか心配だ。選手たちに心を安定さえることが私の役目。最善を尽くした結果には励ましと拍手を送りたい」とも話した。

選手たちの現在のコンディションについては「全体的に良好」との見方を示した。指の負傷から回復中の朴仁妃については、「朴仁妃が代表メンバーの中では一番早く、来月１２日にリオ入りする。それだけモチベーションが高いことを意味する」と期待を示した。

パク・セリは、「ゴルフ場は海辺に位置したリンクスコースだが、８月には強い風が吹くと聞いた。うちの老練な選手たちなら十分克服できるはず」と信頼感を示した。また、「ジカ熱ウィルスや治安問題などの不安要素は正直気になっている。大韓ゴルフ協会でリオのゴルフ場近くに安全なタウンハウスを宿舎として確保しておいた。選手たちは快適な環境の中で競技だけに集中できると思う」と話した。

キム・ジョンソク記者

김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com