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北朝鮮の李容浩外相、ARFで「孤独な晩餐会」

北朝鮮の李容浩外相、ARFで「孤独な晩餐会」

Posted July. 27, 2016 06:53,   

Updated July. 27, 2016 07:12

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「孤独な北朝鮮」

ラオスで行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議の晩餐会で、国際社会に交わることができない北朝鮮の現状が映し出された。ラオスの首都ビエンチャンのドンチャン・パレスホテルで25日に開かれた晩餐会では、各国の外相がラオスの伝統衣装を身に着け、ラフな格好で会話を交わした。

通常、多国間会議の座席の配置は国家名のアルファベット順や在任期間などの順による。そうすると、ARF会議で韓国(ROK)はロシア(Russia)と並んで座ることになる。しかし、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官の右には米国のケリー国務長官、左にはスリランカの外相が座った。なぜ座席の配置が変わったのか主催側から説明はなかったが、このような席の配置によって、韓米外相は晩餐の間、耳打ちをしながら親密に話を交わした。

北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相の両サイドにはパキスタンとパプアニューギニアの外相が座った。北朝鮮とパキスタンは核開発で協力が緊密だが、外相どうしの親交はないようで、両外相は儀礼的な挨拶を交わすだけだった。李外相は言葉なく一人で食事をする姿が目にされた。

決定的な場面は、晩餐も終わりに近づき、ケリー国務長官が各国外相と挨拶する時だった。ケリー国務長官は、パプアニューギニアの外相に挨拶した後、李外相の前を通りすぎてパキスタン外相の肩をたたいて挨拶した。左右の人にだけ挨拶し、李外相を「透明人間」のように扱って無視したのだ。

李外相は、各国外相が音楽に合わせて踊って楽しんでいる時も雰囲気に馴染めず、晩餐が始まって2時間が経った午後11時頃、晩餐会場を出た。中国と別途会うこともなかった。ただ、晩餐会場を出る時、「明日は話を聞けるのか」という韓国記者の質問に、笑って「はい」と答える余裕を見せた。



비엔티안=조숭호기자 ビエンチャン=チョ・スンホ記者 shcho@donga.com