Go to contents

壁紙の中に隠された女体、豪州作家・エマ・ハックの個展

壁紙の中に隠された女体、豪州作家・エマ・ハックの個展

Posted July. 26, 2016 07:02,   

Updated July. 26, 2016 07:17

한국어
展示室の入口に、2013年MP第55回グラミー賞「今年のレコード」部門の受賞者であるベルギー出身の豪州シンガーソングライター「ゴティエ」(36)の「Somebody that I Used to Know」のプロモーションビデオを流した。2012年4月から6月にかけて、8週間連続してビルボードシングルチャートでトップだった曲だった。

10月30日まで、ソウル鐘路区(チョンノグ)にあるサビナ美術館で開かれるエマ・ハック(44)の個展「我々の体が花なら:Body Flower」。豪州作家としては今回が国内初の個展となる。

ハックは、壁にもたれかかったゴティエの裸体の上に偽装色を塗るかのように、背景絵画に溶け込んでいくイメージが少しずつ滲んでいくプロモーションビデオで、ボディーペイント作業を担当した。ストップモーション手法を取り入れた4分4秒ものプロモーションビデオのため、23時間のボディ―ペイント作業が必要だった。

ハックは、18歳の時からボディ―ペイント作業を手がけてきており、2005年以降は花や木々、鳥などの自然物を素材にした背景絵画に、人体を隠すように重ねて描く作業を披露してきた。今回の展示には、壁紙デザイナーであるフローレンス・ブロードハースの自然物パターンを利用した作品など49点を披露した。

地下展示室では、ハックが提供したパターン・イメージフラッシュアニメーションをビームプロジェクターで上映している。美術館で提供する白いガウンを羽織って、その前に立って簡単なボディ―ペイントを体験できる。お問い合わせは02-736-4371まで。



손택균기자 ソン・テッキュン記者 sohn@donga.com