大会開幕を30日後に控えているリオデジャネイロ五輪に新たな不安要素が出てきた。CNNなど海外の主要メディアは6日、ヨットなど五輪の海上競技が行われるリオデジャネイロのブアナバラ湾などの海岸で、どんな抗生物質も効かないスーパーバクテリアが検出されたと報道した。ジカウィルス感染症と政治混乱、治安の不安などで懸念が広がっているリオ五輪に新たな不安要素が追加された格好だ。
このスーパーバクテリアは尿路感染や肺炎、敗血症などを起こし、症状が酷くなれば死に至るのだが、地元の病院から排出された下水が海に流れ込んで発生した水質汚染が原因とされる。現地入りして事前調整を行っているヨット選手だちは、「死んだ魚が浮いている」「海に油の帯ができて正常な練習が困難だ」と不満の声を上げている。
リオの水質汚染は五輪開催地に決まった時から問題視されていた。リオの下水の7割以上はまともな浄水処理をせずに海に流されているという。
김종석기자 キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com