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トランプ氏、今度はユダヤ人に過激発言

Posted July. 05, 2016 07:35,   

Updated July. 05, 2016 08:36

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米共和党のドナルド・トランプ氏が2日、ユダヤ人に対する過激な発言をツイッターに掲載し、問題になるとすぐに取り消して、騒動を起こした。

3日、米紙ワシントン・ポストによると、トランプ氏の問題の掲載には、民主党のヒラリー・クリントン前国務長官の写真と共にユダヤ人の象徴である「ダビデの星」を連想させる六芒星の模様が含まれている。この星の模様には、「歴史上最も腐敗した候補!」という文が入っており、イメージの背景は100ドル紙幣の写真で埋め尽くされた。

ユダヤ人は腐敗し金に目がくらむという反ユダヤ主義者などの主張に同調するような内容のこの掲載は、先月15日、ある極右主義志向のツイッターに初めて登場した。トランプ氏側は出処を明らかにせずリツイートし、人種差別と反ユダヤ主義を助長しているという非難が起きると、2時間余りで六芒星を円形に変えた。

ヒラリー陣営のジョシ・シュアリン報道担当は、問題の掲載について「なぜ『ダビデの星』がここにあるのか」とトランプ氏の意図に疑問を提起し、自由党大統領候補のゲリー・ジョンソン前ニューメキシコ州知事は、CNNに出演し、「これは明らかに人種差別だ」と批判した。

トランプ氏のリツイート騒動は今回が初めてではない。昨年11月、ヒットラー追従者がツイッターに掲載した「殺害された白人の81%は黒人にやられた」という偽の統計をリツイートして問題を起こした。今年1月にはジェブ・ブッシュ氏が「トランプ氏に票を入れよう」という標語入りの合成写真を白人優越主義者のツイッターから取ってきて掲示し、論議を醸した。



한기재기자 ハン・ギジェ記者 record@donga.com