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国会対応で「昼与夜野」と飛び歩く大統領政府首席秘書官

国会対応で「昼与夜野」と飛び歩く大統領政府首席秘書官

Posted July. 01, 2016 07:39,   

Updated July. 01, 2016 08:31

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野党「共に民主党」の金鐘仁(キム・ジョンイン)非常対策委員会代表は先月23日午後11時ごろ、野党関係者と酒杯を傾け、カラオケに席を移して誰かに電話をかけた。しばらくして姿を現したのは金在原(キム・ジェウォン)大統領政務首席秘書官だった。金秘書官は金代表と午前0時が過ぎても「ソウル賛歌」や「ああ大韓民国」などを歌い、時間を過ごしたという。

金秘書官は先月28日には、与党セヌリ党の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)院内代表と昼食を共にした。午前11時ごろに鄭院内代表に突然電話をかけ、「お昼を食べるところがないんです。ごちそうして下さい」と誘った。そして、院内指導部の人々と昼食を食べた。

金秘書官の最近の「昼与夜野」行動に関心が集まっている。昼には与党、夜には野党の関係者と会って、交流を広げているということだ。金秘書官は、「共に民主党」、「国民の党」の院内首席とも酒の席を共にし、「共に民主党」の禹相虎(ウ・サンホ)院内代表、「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)非常対策委員長ともそれぞれ夕食会合をする考えだという。古巣のセヌリ党の議員とは昼食会合で意見を聞いている。

金秘書官は先月8日に任命され、「野党をしばしば訪れて意見を傾聴する」明らかにした。夕方の時間帯に野党関係者に会うのは、野党との意思疎通と協治への意欲があるとみえる。

ただ、金秘書官の「意思疎通の行動」に対する厳しい視線もある。金秘書官は先月23日、親朴(親朴槿恵)系重鎮議員の会合に同席したが、その際8・9全党大会のルール変更の話が出たという。大統領府関係者が特定派閥の「戦略」を議論する会合にいるのは不適切という批判が出ている。



류병수 リュ・ビョンス記者 gamja@donga.com