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最高人民会議で金正恩氏が居眠り?

Posted July. 01, 2016 07:39,   

Updated July. 01, 2016 08:30

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第7回労働党大会と最高人民会議で名実共に北朝鮮のナンバー1の地位を固めた金正恩(キム・ジョンウン)氏だが、眠気までは思いのままにコントロールできなかったようだ。金正恩氏が29日に開かれた最高人民会議第13期第4回会議で、主席団でうとうとする様子が捉えられた。29日午後10時17分ごろ、朝鮮中央テレビが放映した約25分間の最高人民会議の編集録画で、机の上の資料をめくった直後、目を閉じて5秒ほど動きを止めた金正恩氏の姿が映った。考えているというよりも、うとうとしているように見える。カメラが慌てて出席者にアングルを切り替えたことから、この場面は編集を経ずに誤って放送されたものとみえる。

このことは、金正恩氏が過去に自分が出席した会議で居眠りした人々に激怒し、粛清までしたことからも注目される。国家情報院は昨年4月、金正恩氏が、玄永哲(ヒョン・ヨンチョル)人民武力部長(当時)が自分が開いた会議で居眠りしたことに怒り、指示不履行と怠慢などの理由で不敬・不忠罪で公開処刑したと明らかにした。

2013年10月23日、平壌(ピョンヤン)で開かれた北朝鮮軍中隊長・重大政治指導員大会に参加したある消息筋も、「金正恩氏が会議場で居眠りする軍幹部約10人を主席団の前に呼び、その場で星を取って逮捕した」と話した。同消息筋は、主要幹部はその後、金正恩氏が出席する会議で居眠りしないために、覚醒剤(ヒロポン)入りの錠剤を飲んだりしていると伝えた。

最近、北朝鮮の住民たちの間では、当局が宣伝する禁煙キャンペーンに対して不満が出ているという。金正恩氏は自分が現地指導に出る時にはタバコを吸いながら住民には禁煙を強いるため、不満を抱く住民が増えているということだ。



주성하기자 チュ・ソンハ記者 zsh75@donga.com