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元米NATO大使、欧州の安全保障維持で米国の積極的なNATO政策を訴え

元米NATO大使、欧州の安全保障維持で米国の積極的なNATO政策を訴え

Posted June. 29, 2016 07:24,   

Updated June. 29, 2016 08:52

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「欧州連合(EU)が揺らいでいるが、安全保障のブレグジットを防ぐためには北大西洋条約機構(NATO)を守らなければならない」

息子のブッシュ政権下でNATOの米国大使を務めたニコラス・バーズン・ハーバード大学ケネディスクール教授(60・写真)は27日、米国ワシントンのシンクタンク「アトランティック・カウンシル」主催で「NATO連合軍強化戦略」をテーマに開かれたセミナーで、報道陣に対して語ったものだ。ブレグジット(英国のEU離脱)以降、欧州の安全保障を維持するためには米国の積極的なNATO政策を訴えたものだ。

ワシントンの外交街ではブレグジット以降、米国が中国をけん制しようと「アジア重視のリバランス政策」に集中する間、欧州問題をなおざりにしたと反省する声が上がっている。このため、来月8月と9月、ポーランドのバルシャワで開催されるNATO首脳会議に注目が集まっている。

バーンズ教授は、「7月のNATO首脳会議では、ロシアを意識してバルト海とポーランドでNATO軍の戦力を大々的に誇示する決定が下されるべきだ」と言い、ロシアが欧州の混乱に付け入り欧州への拡張を図るのを先回りしてけん制するべきだと指摘した。オバマ米大統領が出席する今会議で、米国が東欧の防衛力増強計画を主導し、東欧の安保地形を安定させるべきだ呼びかけたものだ。



워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com