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「メイ」が愛称のジュタヌガーン、3戦連続優勝で5月の女王に

「メイ」が愛称のジュタヌガーン、3戦連続優勝で5月の女王に

Posted May. 31, 2016 07:03,   

Updated May. 31, 2016 07:27

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アリヤ・ジュタヌガーン(21=タイ)が凄まじい活躍を続け、8月のリオデジャネイロ五輪での金メダル争いが一段と激しさを増してきそうだ。ジュタヌガーンは、「自分の目標はもちろん金メダル」と言い切った。

メイ(May)の愛称で呼ばれるジュタヌガーンが5月の優勝トロフィー3つを立て続けにかっさらった。ジュタヌガーンは30日、米国ミシガン州のアンアーバーのトラビスポイントCC(パー72)で行われた米女子ツアー(LPGA)ボルビック選手権の最終日にボギーなしの5バーディーを奪い、通算15アンダーで優勝した。

今月初めのヨコハマタイヤ・クラシックでタイ人では初のLPGAツアー王者になったジュタヌガーンは先週のキングスミル選手権に続いて、3大会連続優勝に成功した。ツアー初優勝に続く3連勝は、LPGAツアー史上初めて。2013年の朴仁妃(パク・インビ)以降3年ぶりに出た3連勝だ。5月だけで58万5000ドル(約6億9000万ウォン)を獲得し、賞金ランキングも2位になった。4月末に33位だった世界ランキングは10位まで上がった。

姉のモリヤもLPGAツアーでプレーしているジュタヌガーンは、「生まれた時から家ではメイの愛称で呼ばれたので、忘れられない5月となった。ピンチに陥った時も冷静に対応できるようになった。フェアウエーが狭くて難しいコースだったが、ゲームプランをうまく練った効果があった」と喜んだ。

ジュタヌガーンのスイングスピードは、米男子ツアー(PGA)の平均(112マイル)に迫る110マイルだ。今大会は、ドライバーをバックに入れず、3番ウッドと2番アイアンでティーショットを打ったが、270ヤード近く出た飛距離を生かして容易くコースを攻略した。ボールがグリーンの左ラフに落ちたが、ジュタヌガーンは3打目でグリーンに乗せては軽くバーディーを奪った。ショートゲームも一段と安定していた。終盤の6ホールで4バーディーを奪い、2位クリスティーナ・キム(米国)を5打差で振り切った。

昨年、10大会連続で予選敗退したジュタヌガーンの活躍の背景には、マネージメント会社IMGの取締役で韓国人代理人、イム・マンソン氏(47)のサポートもあった。イム氏は、「ジュタヌガーンがシーズン開幕直前にスイングコーチを交代し、今年春にアニカ・ソレンスタムの元メンタルコーチ2人に出会ってから、精神的に強くなり自信もついた」と話した。イム氏は、ジュタヌガーンに曽雅妮(ツエン・ヤニ)や馮珊珊(フォン・サンサン)の全盛期をコーチとして支えたゲーリー・ギルクライスト氏(南アフリカ)を紹介した。

ジュタヌガーンの優勝で今シーズン開幕後の13大会のうち12大会の王者はアジア勢(系)が席巻した。

一方、韓国勢の世界ランキングは朴仁妃(28=KB金融グループ)2位、キム・セヨン(23=未来アセット)5位、田仁智(チョン・インジ=22・ハイト真露)7位、チャン・ハナ(24=BCカード)8位だ。今大会で韓国勢では唯一トップ10入り(5位タイ)したキム・ヒョジュ(21=ロッテ)は14位だ。



앤아버=김종석기자 アンアーバ―=キム・ジョンソク記者 kjs0123@donga.com