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「在野」の文在寅氏、政権交代に意欲

Posted May. 30, 2016 07:21,   

Updated May. 30, 2016 08:00

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29日、第19代国会会期が終了し、「在野」の身となった野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表が連日、政権交代を強調している。

文氏は28日、釜山(プサン)地域の党員たちと金井山(クムジョンサン)を登山している時、「自由で創意的に、私のペース(速度)で国民の中にさらに深く踏み込んだ政治ができるだろう」とし、「政権交代に尽力する。共に努力しよう」と話した。また、「8月末と予想される全党大会まで、中央政治とは少し距離を置いて今のように静かに『静中動』で市民に会う考えだ」と付け加えた。

文氏は同日、フェイスブックに、自分の選挙区である「沙上(ササン)区民に捧げる文」で「もはや国会議員ではないが、今度こそ政権交代の念願が叶うよう微力ながら努力する」と書き込んだ。

しかし、文氏の「大統領選への挑戦」は順調でなさそうだ。与党で潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の出馬の可能性が高いうえ、党内でも安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道(チュンチョンナムド)知事、金富謙(キム・ブギョム)議員の出馬が表面化しているためだ。ある党関係者は、「文氏が、自分が主役でない『政権交代に尽力する』と言ったのも、このような状況を意識したとみえる」と話した。全党大会後に繰り広げられる党内の候補レースで、「文在寅必勝論」を確信さえることができるかどうかが鍵になる。



한상준 ハン・サンジュン記者 기자alwaysj@donga.com