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G7、北朝鮮核問題を「最も強い表現」で非難

G7、北朝鮮核問題を「最も強い表現」で非難

Posted May. 28, 2016 07:43,   

Updated May. 28, 2016 07:56

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27日に三重県伊勢志摩で閉幕した主要7ヵ国(G7)首脳会議で各国首脳は、核実験や弾道ミサイル発射を繰り返す北朝鮮に対して「最も強い表現で非難する」という文言が含まれた共同宣言を採択した。

安倍晋三首相は同日、閉幕後の記者会見でこのように明らかにし、「北朝鮮に国連安全保障理事会の決議を即時にかつ完全に順守し、拉致問題も含め、国際的な懸念に直ちに対処するよう強く求める」と強調した。また、北朝鮮の核実験とミサイル発射など厳しい状況を首脳たちに説明し、その結果「G7として(北朝鮮の)核保有は断じて容認できないことを確認した」と伝えた。

宣言では、北朝鮮関連の内容が昨年の3倍に増え、国際社会の高い関心を反映した。首脳たちは、北朝鮮の行動が「地域及び国際社会の平和及び安全に対して深刻な脅威を与えるものである」と指摘し、「今後いかなる核実験や発射も行わず,また,その他の不安定化をもたらす行動や挑発的行動も行わないことを要求する」と宣言した。

中国の海洋進出に対しては、「東シナ海及び南シナ海における状況を懸念」するとし、「緊張を高め得る一方的な行為を自制」するよう求めた。ただ、「中国」を名指しなかった。

世界経済危機への対応については、財政政策を強調する米国と日本、構造改革を優先する英国とドイツの意見が合意に達した。共同宣言は、「財政戦略を機動的に実施し、及び構造改革を果断に進める」とし、双方の主張を併記した。英国の欧州連合(EU)離脱問題に対してG7首脳たちは、離脱は「成長に向けた更なる深刻なリスク」として反対の立場を明らかにした。

一方、中国の王毅外相は27日、米国のオバマ大統領の広島訪問について、「広島(原爆被害)は注目される価値があるものの、南京大虐殺を忘れてはならない」と強調した。王外相は、広西壮族自治区のある行事で記者団に、「被害者は同情を受けるべきだが、加害者は永遠に責任を回避できない」と付け加えた。

中国官営の環球時報は27日、「安倍首相はG7会議で個人的な利益を図っている」という記事で、「G7はまるで日本の政治ショーだ」と非難した。G7の首脳が伊勢神宮を訪問したことについて「牧羊犬政治」と批判した。この言葉は、オーストラリアの羊追いに犬が使われることを遠回しに表現した言葉で、政治家たちが特定集団の利益のために動員されることを意味する。

東京=チャン・ジェウォン特派員

北京=ク・ジャリョン特派員



도쿄=장원재특파원 peacechaos@donga.com · 베이징=구자룡특파원  bonhong@donga.com