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トランプ氏が代議員過半数を確保

Posted May. 28, 2016 07:43,   

Updated May. 28, 2016 07:55

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ドナルド・トランプ氏(70)が26日(現地時間)、米共和党の大統領候補に確定し、本格的に本戦向けて動き出した。

トランプ氏は同日、米ノースダコタ州ビスマークでの記者会見で、「世界の指導者が(私の大統領候補登板を)当惑するなら、それはむしろ良いことだ」と話した。オバマ大統領が同日、日本で開かれた主要7ヵ国(G7)首脳会議中、記者団に対して、「世界の指導者がトランプ氏のために当惑している」と言ったことへの反応だ。さらにトランプ氏は、「世界の多くの国が米国を酷使し利用しようとしている。正しい方法でこのような国々を当惑させることは悪いことではなく良いことだ」と反論した。

貿易協定の全面改正や海外駐留米軍の防衛費負担の引き上げなどを掲げた「アメリカ・ファースト」(米国第一)外交路線が国際社会で波紋を起こすことが、本戦で政治的重量感を増すことに役立つという認識を示したのだ。また、オバマ大統領について、「オバマ氏はビジネスを全く知らず、業務をちゃんと実行できなかった」とし、「自分の困難を今いる所(日本)でそのように発表してはならない」と非難した。

米紙ニューヨーク・タイムズは、「『ワシントンのアウトサイダー』であるトランプ氏が大統領候補に確定し、予備選で立証された自分のブランドをさらに押し出すだろう」と見通した。実際、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとNBCが15日から19日まで1000人を対象に実施した世論調査で、トランプ氏は改革性で民主党の事実上の大統領候補であるヒラリー・クリントン前国務長官をリードした。「誰がワシントンに変化をもたらすと見るか」という質問に回答者の55%がトランプ氏を挙げ、クリントン氏は22%と何と33ポイントも差をつけられた。

トランプ氏は同日、大統領候補指名に必要な代議員の過半数(1237人)を上回り、自力で大統領候補になった。7月の共和党全党大会は、トランプ氏を大統領候補に公式に推戴する舞台になるものとみえる。



워싱턴=이승헌 ワシントン=イ・スンホン特派員 특파원ddr@donga.com