Go to contents

米大統領選、大統領候補ではなく副大統領候補で決まる

米大統領選、大統領候補ではなく副大統領候補で決まる

Posted May. 24, 2016 07:41,   

Updated May. 24, 2016 07:49

한국어

米政界やメディアでは、「今年の大統領選の結果は、大統領候補ではなく副大統領候補で決まる」と言われている。民主党のヒラリー・クリントン前国務長官(69)や共和党のドナルド・トランプ氏(70)いずれも国民の好感度が50%以下の歴代最も人気のない候補だからだ。

米プロバスケットボール協会(NBA)ダラス・マーベリックのオーナー、マーク・キューバン氏氏(58)は22日、NBC放送の対談番組「ミート・ザ・プレス」に出演し、「トランプ氏とクリントン氏どちらであれ副大統領候補になることを議論できる」と述べた。ただ、トランプ氏とは各種懸案の対策の事前調整が必要で、クリントン氏は候補者指名争いをしているバーニー・サンダース上院議員(75・バーモント州)のため「左」に偏っており、中道路線に戻らなければならないという前提条件をつけた。キューバン氏は、ABC放送の人気オーディション番組「シャーク・タンク」に投資家として長く出演し、大衆の認知度と人気が高い。

同日、同番組に出演したクリントン氏も、「キューバン氏のランニングメイト提案をどう思うか」という質問に「ありがたく思う」と肯定的な反応を見せた。クリントン氏はランニングメイトについて、「様々な分野で探している。単純に公職者の中から探しているのではない。成功したように見せかける企業家ではなく、本当に成功した企業家に関心がある」と話した。クリントン氏は、「トランプ氏は米国を偉大にさせると言いながら、税金を適切に納めていなかった」と攻撃した。つまり、「ニセ成功企業家」トランプ氏と比べられる「本当に成功した企業家」をランニングメイトにするということだ。

これまで民主党内では、「クリントン氏がサンダース氏の熱狂的な支持者を取り込むためにも、サンダース氏をランニングメイトにしなければならない」という声が多かった。



뉴욕=부형권특파원 ニューヨーク=プ・ヒョングォン特派員 bookum90@donga.com