Go to contents

中国メディア、オバマ大統領のベトナム訪問を牽制

中国メディア、オバマ大統領のベトナム訪問を牽制

Posted May. 24, 2016 07:41,   

Updated May. 24, 2016 07:48

한국어

中国官営「環球時報」は23日、「米国はベトナムをフィリピンにすることはできない」と題する社説を通じて、オバマ大統領のベトナム訪問に対する不満を露骨にあらわした。中国は、オバマ大統領が米国を出発した21日に合わせて、タイと合同海軍演習を開始し、南シナ海で実弾射撃演習も行った。

同紙は、「昨年がベトナム戦終戦40年であり、米国とベトナムの国交正常化20年なのに、今年になってオバマ大統領が任期中初めてベトナムを訪問したことは、米国にとってベトナムは『最も重要な国家ではない』ことを物語る」と強調した。

また同紙は、ベトナムは、米国の力を借りて南シナ海で中国を牽制することを望み、米国はベトナムの軍事基地を活用することを望んでいるとしながらも、ベトナムは右往左往することが多く、フィリピンのような「同盟のような盟友」になることはできないと指摘した。

さらに、ベトナムにとって中国は南シナ海の領土対立ではライバルだが、同じ社会主義政治体制国家だとし、中国はベトナムの体制安定を望む最大の支持者だと強調した。

中国はこれに先立ち21日、タイと「ブルーストライク2016」合同演習を開始した。6月9日まで続く今回の演習は、両国海軍と海兵隊1000人余りが参加し、タイ中部のチョンブリーなどの陸上と海上で展開される。

また、南シナ海を担う中国南海艦隊は21日、西太平洋海上で実弾射撃演習を実施したと、中国軍の公式サイト「中国軍網」が23日付で報じた。オバマ大統領のベトナムと日本の訪問に合わせて行われる軍事演習は、米国のアジア包囲戦略に対抗する戦略とみられる。



베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com