ロシアが北朝鮮の資産凍結、金融取引を全面停止

スイスに続きロシアも、自国内の北朝鮮資産を凍結し、北朝鮮との金融取引を停止する。

ロシア中央銀行は１９日（現地時間）、北朝鮮の４回目の核実験にともなう国連安全保障理事会決議２２７０号の履行に向けて金融分野の措置を発表した。外交当局者は、「北朝鮮政府と労働党の資産を凍結し、ロシア内の北朝鮮金融機関、北朝鮮内のロシア金融機関の取引を全面停止する」と明らかにした。

国連安保理決議履行報告書の提出期限が来月２日（９０日以内）に迫り、各国が相次いで北朝鮮への制裁を本格化している。ロシアはこれまで、北朝鮮に原油を供給し、羅津（ナジン）～ハサン・プロジェクトなど経済協力を拡大してきた。このため、今回の措置が北朝鮮経済に大きな打撃を与えるものとみられている。

欧州連合（ＥＵ）閣僚理事会は１９日、北朝鮮の核兵器や弾道ミサイル開発に関連した高位級軍関係者など個人１８人、団体１ヵ所を制裁名簿に追加する独自制裁案を可決した。

우경임기자　ウ・ギョンイム記者 woohaha@donga.com