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米国防総省、東海を「日本海」に単独表記

米国防総省、東海を「日本海」に単独表記

Posted May. 20, 2016 07:54,   

Updated May. 20, 2016 08:00

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米国防総省が米議会に提出した「中国軍事力年次報告書」で、東海(トンヘ)を「日本海(Sea of Japan)」と単独表記したことが、19日、確認された。12年と昨年に続く。日本海の単独表記の回数も過去の報告書では1、2ヵ所だったが、今年は3ヵ所に増えたことが明らかになった。

同報告書は、中国の軍事力の増強実態と域内の領土紛争動向などを記載する米国防総省の年例公式文書であり、波紋が予想される。

米国防総省は今年4月末、約140ページの「中国軍事力報告書2016」を作成し、米議会に提出した後、ホームページに全文を公開した。東亜(トンア)日報が同報告書を分析した結果、中国の陸軍と海軍戦力の配備現況、中国の原油と天然ガスの輸入経路などを紹介した3ページの地図で「日本海」と表記された。12年と15年に公開された報告書では、それぞれ2ヵ所と1ヵ所で日本海が単独表記されていた。13年と14年の報告書では、東海と日本海はいずれも明記されなかった。

軍消息筋は、「同報告書は、米議会だけでなく多くの国が中国の軍事力を評価し、米国の対中安保戦略を推し量る資料として活用するという点で、『日本海』が世界的に認められる効果につながりかねない」と憂慮した。しかし、韓国軍はこのような事実を把握していなかったという。6月初めにシンガポールで開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で開催される韓米、韓米日3国の国防相会談でこの問題を扱わなければならないという声が起こっている。