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北朝鮮、第7回労働党大会・・・海外取材陣を招待しながら非公開

北朝鮮、第7回労働党大会・・・海外取材陣を招待しながら非公開

Posted May. 07, 2016 07:17,   

Updated May. 07, 2016 07:37

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北朝鮮が、第7回労働党大会に100人以上の取材陣を招待したが、いざ党大会の取材は許可せず非公開で進め、ひんしゅくを買った。記者たちは、開会の時間も正確に知らず、大会場から数百メートル離れた所で周辺のムードを紹介するだけだった。北朝鮮は、大会前日まで開催時間や場所など基本的な情報も明らかにしなかった。

共同通信やNHK、毎日新聞など日本のメディアは、北朝鮮が120人余りの海外取材陣を会場である4・25文化会館道から200メートル離れた向かい側に案内し、会場の外を撮影させたが、内部への立ち入りは許可しなかったと伝えた。毎日新聞は、「平壌(ピョンヤン)市内のホテルに報道拠点も設けられている。しかし、北朝鮮側は開催期間も含め日程を明らかにしていない」と伝えた。

記者たちは、向かいの通りから見える会場前の動きから中の様子を推測して報じた。BBCのスティーブ・エバンス記者は、「会場前に金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の警護員がいる。金第1書記が会場内にいる」と伝えた。NHKは、午前10時前に4・25文化会館の前の駐車場に大会参加者を乗せてきたとみられる数十台の大型バスや乗用車が止まっていると伝えた。北朝鮮の取材経験が何度もあるCNNだけが北朝鮮当局者の話を引用し、「大会は午前9時に始まり、約3000人の党員が参加した」と伝えた。

巨額を投じて招待取材に応じた欧米の記者たちは冷ややかな反応を見せた。BBC記者は、「数千人の参加者が(金正恩氏の)『非公式戴冠式』と言える行事のために集まっている」と皮肉った。NHKは、「1980年の党大会では、118ヵ国の代表団が招かれたが、今回は外国の代表団の訪問が一切伝えられていない」とし、「寂しいイベント」の様子を伝えた。CBS放送の記者は、滞在したホテルの古い電話機を見せ、「ホテルは1980年代に建てられた。ガイドの同行がなければ外に出て行くこともできない。変わったところはない」と伝えた。

北朝鮮当局は、平壌通りのあちらこちらに「党大会を輝かしい労働の成果で迎えよう」、「慶祝」などと書かれた大型看板が掲げられ、祝賀ムードづくりの努力の跡が見られた。ある男性は共同通信記者に、「党の歴史で画期的な契機であり意味深い大会だ」とし、「最も重要なことは、一致団結した力を誇示することだ」と話した。事前に徹底して教育を受けた準備された発言とみえる。

北朝鮮当局は、外信記者には平壌の様子や情報を一部公開した。記者たちは前日、博物館やマンションなどを訪問し、平壌の様子を報じた。日本の放送局は5日、平壌市内の科学者が住む豪華なマンションの内部を紹介し、そこに暮らす住民とのインタビューも報じた。

BBCのジョン・スドワース記者は、「北朝鮮の警護員が『最近1日とうもろこし650グラムと米、肉を配給された』と話した。これまでメディアに伝えられたよりも多い」と伝えた。また、「市場ができ、小さな商店が市内のすべての角にあるのが『小さなブーム』」とし、「農村で会った農夫は、生産量によって金を受け取ると話した。非常に資本主義的な形態だ」と伝えた。

(1)北朝鮮、第7回労働党大会・・・海外取材陣を招待しながら非公開



이유종기자 pen@donga.com · 도쿄=서영아특파원 イ・ユジョン記者  sya@donga.com