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習近平主席が「知識人の批判を許容せよ」と相次いで指針

習近平主席が「知識人の批判を許容せよ」と相次いで指針

Posted May. 02, 2016 07:31,   

Updated December. 21, 2017 11:10

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中国の習近平国家主席が文化大革命(1966~1976)50年(5月16日)を控え、党の政策に対する知識人の反対の声を許容し、包容するよう指示した。習近平体制になって言論・思想統制が強化されており、習近平偶像化が進んでいるという指摘を念頭に置いたのではないかという見方も出ている。

先月30日、国営新華社通信によると、習主席は最近、安徽省合肥市の視察中、「知識人・模範労働者・青年代表座談会」を開き、共産党と政府は知識人を全面的に信頼しなければならないと述べた。

習主席は、官僚が知識人の真の友になることは党のために大変重要な任務だとし、彼らの批判を歓迎しなければならないと強調した。また、「たとえ(政府の政策に対する)知識人の意見に偏見があり正確でなくても、言葉尻をとらえ、殴打し、首からプラカードを下げさせてはならない」と強調した。「人間は神ではない。提示する意見と批判が100%正確にはなれない」とも述べた。

習主席が言った「殴打」、「プラカード」は、「三角帽子」とともに文化大革命時代、紅衛兵が知識人にした代表的な侮辱や暴力行為だった。習主席はこれに先立ち先月20日、北京で開かれた「ネット安全保障と情報化業務座談会」で、「オンライン空間での国家政策に対する善意の批判を包容しなければならない」と話した。

習主席の相次ぐ「融和発言」は、現政権の思想統制に対する論議が広がり、文化大革命時代の極左イメージを想起することを防ぐためとみえる。フィナンシャルタイムズは最近、「習主席政府の言論統制強化などが文化大革命の時と似ているという世論が強くなっている」と伝えた。政府の言論統制のイメージを薄めようという意図があるという指摘だ。サウスチャイナ・モーニング・ポストは、中国最高指導者の穏健発言は既存の高圧的政策とは対照的だと報じた。




베이징=구자룡특파원 北京=ク・ジャリョン特派員 bonhong@donga.com