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サッカー五輪代表OA、申監督がDF2人選出構想を明かす

サッカー五輪代表OA、申監督がDF2人選出構想を明かす

Posted April. 27, 2016 07:22,   

Updated April. 27, 2016 07:31

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2大会連続の五輪メダル獲得のカギとなるオーバーエージ(OA)選手のうち2人は予想通りDFを選ぶものと見られる。申台龍(シン・テヨン)五輪代表監督は26日、リオデジャネイロ五輪D-100記者会見に臨み、「OA候補に5人程度が上がっているいるが、DFを念頭に置いている」と明らかにした。

五輪では、18人の登録選手のうち24歳以上のOA選手を最大で3人まで起用できる。すでに攻撃陣では孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・24)をOAに内定している申監督だが、残り2人をDFから選び、五輪代表の弱点である守備を強化する計画だ。申監督は、「世界大会では守備が強いチームが良い成績を出す。23歳以下のDFの中で主力争いから押され、試合勘が落ちている選手が多いため、OA選手にDFの抜擢を検討している」と話した。

当初は、この日OA選手を確定して発表するものと見られたが、申監督はOA選手を発表しなかった。申監督は、「ウリ・シュティーリケA代表監督がドイツ出張中なので会えなかった。OAの選出と発表は、私一人で決められるものではない」と説明した。OA候補がA代表で活躍している選手であるため、抜擢を巡ってシュティーリケ監督との調整を必要とするという意味だ。またOA候補の所属クラブと代表招集問題を巡る話し合いが詰められていない可能性もある。

A代表DFの中では洪正好(ホン・ジョンホ=アウクスブルク・27)、チャン・ヒョンス(広州富力=25)が有力候補にあがっている。問題は二人が兵役免除を受けているため、五輪出場へのモチベーションが高くないということだ。申監督は、「OA選手が(兵役の義務が残っている)残り選手たちのために献身するよう雰囲気を作りたい」と話した。

申監督の目標は、2012ロンドン五輪神話(銅メダル)の再現だ。2012年8月にロンドンで開かれた五輪代表祝賀パーティーで、銅メダル獲得という快挙を成し遂げた洪明甫(ホン・ミョンボ)監督に、「次の五輪代表監督は、本当に大変だろうな」と話したことがある。申監督は、「パーティーで歌謡曲『プニゴ(だけだ)』の歌詞を変えて『俺はサッカーだけだ』にして歌ったときは、まだ自分が五輪代表を率いるとは想像もしなかった」と言い、「洪明甫号の後輩となる私たちも良い成績を出して、国民に希望を与えられるよう頑張りたい」と意気込んだ。

一方、来月30日に招集される五輪代表は、6月の国際Aマッチ期間(5月30日~6月7日)にホームで「4ヵ国国際サッカー大会」(仮称)に参加する予定だ。大韓サッカー協会の関係者は、「リオ五輪本大会に進出した国から3ヵ国と交渉を進めている」と明かした。しかし、同期間、A代表はスペインやチェコと強化試合を行う予定だ。申監督は、「孫興民などOA選手を招集したいところだが、シュティーリケ監督も最精鋭メンバーでスペインと対戦したいとしている。双方がウィンウィンできる方法を模索したい」と話した。



정윤철기자 チョン・ユンチョル記者 trigger@donga.com