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「愛嬌男・小心な女」のパンダカップル、21日から一般公開

「愛嬌男・小心な女」のパンダカップル、21日から一般公開

Posted April. 07, 2016 07:19,   

Updated April. 07, 2016 07:37

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「適応の終わったロバオ(雄=3歳)は丘の上から滑り落ちるなど、愛嬌が目立って増えています。小心なアイバオ(雌=2歳)は、気難しいせいか、安全な木の上だけを探しています」(中国人飼育士のリュ・ズアン)

6日、京畿道龍仁市(キョンギド・ヨンインシ)にあるエバーランドの「パンダワールド」で会った中国人飼育士のリュ・ズアン氏と獣医のリン・サンサン氏は、終始アイバオの世話に注力していた。アイバオは、赤ちゃんの時に母親パンダと長時間一緒に過ごしたため、人工的環境には慣れていない。一方、健気なロバオは、新しい住処にすでに適応している。筍を食べてからすぐに木のベッドに体を乗せて眠るロバオは、まるで自分の家であるかのような気軽さを見せた。

先月3日、中国四川省都江堰のパンダ基地から送られてきたパンダ一組は今月21日、「パンダワールド」のオープンを控えて、観覧客を迎えるための適応訓練が盛んに行われていた。エバーランドでパンダ飼育に専従することになった28年間のキャリアの持ち主であるカン・チョルウォン飼育士は、午前8時から午後11時まで、パンダの一挙手一投足を観察している。

最も懸念していた餌への適応は完璧に終わった。一日に柔らかい竹や葉っぱなどを、15〜20キロも食べるパンダは、慶尚南道河東郡(キョンサンナムド・ハドングン)から空輸してきた国産竹を好き嫌いなくよく食べる。エバーランドは、しっとりしてみずみずしい竹を供給するため、専用冷蔵庫も用意した。3日に一度は冷蔵車で、河東から竹などを運んできては、庫内温度が5度を維持する冷蔵庫の中に入れておく。この冷蔵庫は、竹の葉が枯れないよう、水分スプレーが噴出されることになっている。

パンダの健康を探るため、飼育場には最新装備が総動員されている。パンダが朝起きて、エサを食べるために出てくる通路には、自動体重測定器が設置されている。獣医のリン氏は、「体重増減は動物の健康状態を知るパラメーターであり、毎朝、排泄物検査と共に体重チェックも行っている」と話した。暑がり屋のパンダたちのための自動温度調整装置や天井開閉装置なども設置されている。

パンダの「隣」には、パンダと一緒に中国の3大保護動物と言われているレッサーパンダやゴールデンモンキーが21日入居する予定だ。国内でパンダとレッサーパンダ、ゴールデンモンキーを全て備えた動物園は、エバーランドが初めてだ。

200億ウォンをつぎ込んで建設した「パンダワールド」の最新施設も見物だ。エバーランドは、昼間に10時間も昼寝をするパンダを間接的にでも観覧できるよう、三星(サムスン)電子の情報技術(IT)と結合させた様々な観覧施設を設けた。三星電子の超高画質カーブドディスプレイ36枚を円形でつなぎ合わせて、パンダたちの旅路をアニメで放映している。



용인=최고야기자 龍仁=チェ・ゴヤ記者 best@donga.com