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トランプ氏「韓国で戦争が起きても彼らの問題」

トランプ氏「韓国で戦争が起きても彼らの問題」

Posted April. 04, 2016 07:42,   

Updated April. 04, 2016 07:52

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米大統領選の共和党候補者指名争いで独走しているドナルド・トランプ氏が、北朝鮮が韓国や日本と戦争しても米国は介入しないと主張した。トランプ氏の主張は、韓半島の有事の際、在韓米軍と在日米軍を動員して北朝鮮の侵略を阻止するという韓米連合軍の作戦計画を否定するものであり、論議が予想される。

CNNなどによると、トランプ氏は2日(現地時間)、ウィスコンシン州ロスチャイルドでの遊説で、「もし北朝鮮が韓国や日本と戦争を起こすなら恐ろしいことになる」とし、「しかし、彼らが戦争をするなら、彼らがすることだ」と述べた。そして、「幸運を祈る。良い時間を、皆さん(Good luck. Enjoy yourself, folks)」とふざけた。

トランプ氏は、在韓米軍と在日米軍の韓半島紛争不介入の方針を経済的理由を挙げて説明した。トランプ氏は、「19兆ドル(約2景1850兆ウォン)にのぼる米国の国家負債が21兆ドルに増え、耐えられなくなるだろう」と主張した。2万8500人の米軍が韓国に配備されていることについては、「『狂った北朝鮮』を阻止するために韓国に米軍を配備して得られるものは何か。私たちが愚か者と見られることを止める時だ」とし、在韓米軍の撤収を再度主張した。

またトランプ氏は、「日本は(北朝鮮の脅威に備えて)武装できる」とし、「彼ら(日本と韓国)が(米国より)速やかに北朝鮮を完全に破壊できるだろう」と主張した。また、「米国が世界の警察の役割をすることはできない」と繰り返した。日本の軍事的成長を誘導し、北東アジアの秩序維持にかかる米国の負担を減らすという趣旨であり、韓国と日本の核保有の必要性を強調したこれまでの主張に通ずる発言だ。

繰り返されるトランプ氏の安保関連発言に、オバマ大統領が直接反論した。オバマ大統領は前日の核セキュリティ・サミット閉幕記者会見で、トランプ氏の「韓日核武装論」を批判した。トランプ氏が外交の基本も知らない資質のない候補という点を強調したのだ。

オバマ大統領は、トランプ氏を名指しせず、韓半島問題に関する質疑応答で、韓国と日本の核武装を許容できるというトランプ氏の発言が会議で議論されたとし、「あのような人は外交や核政策、韓半島、全般的な世界について無知だ」と批判した。その上で、「北朝鮮核問題など韓半島関連の政策に無知であり、(核武装の)潜在的危険性を認識できない候補が、オーバルオフィス(ホワイトハウス執務室)に入ってはならない」と述べた。



워싱턴=박정훈 ワシントン=パク・ジョンフン特派員 특파원sunshade@donga.com