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オンライン上学術誌、ここまで酷かったのか SWで作った偽の論文が通過

オンライン上学術誌、ここまで酷かったのか SWで作った偽の論文が通過

Posted March. 31, 2016 07:04,   

Updated March. 31, 2016 07:16

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新聞放送学と経営学を専攻した記者が、コンピューターサイエンス関連の偽論文を学術誌に掲載することは簡単だった。米マサチューセッツ工科大学(MIT)の大学院生たちが開発した初級人工知能基盤の自動論文生成プログラム「SCIgen」を利用して論文をまとめるのに3秒、中国基盤オンライン学術誌「OALib」での通過にはわずか2週間だった。この学術誌は、「論文を掲載するためには99ドルのみ払えばいい」とコメントした。

検証がなされていないオンライン上の複数の学術誌が、「金さえ払えば論文掲載ができる」という内容の電子メールを送って教授らを誘惑しているという東亜(トンア)日報の報道(2月26日付A12面)が確認されたことになる。偽の論文がオンライン上学術誌を通過したことが韓国国内で明らかになったのは初めてだ。

OALibは、学術誌が経なければならない複数の検証過程を省略した。記者が論文に在職中の学校として記載したところは、「東亜メディアカレッジ」。存在しない学校だ。学術誌は、著者が提出した論文が、盗作されたものではないか確認するためにも、必ず学校や著者の検証がされなければならない。この過程を経るだけでも、論文が偽物であることは判明したはずだ。

3日午前9時、記者はSCIgenに、Yena choiという著者名だけを打ち込んだ。3秒後に6ページ分の論文が出てきた。同日午後2時29分にOALibに提出した。17日午後3時54分、「論文が通過した」という祝賀メッセージと共に掲載費用として99ドルを要求する電子メールが届いた。



최예나기자 チェ・イェナ記者 yena@donga.com