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「光化門復元」大木匠の木材横領、検察は「故意性ない」と判断

「光化門復元」大木匠の木材横領、検察は「故意性ない」と判断

Posted March. 09, 2016 07:21,   

Updated March. 09, 2016 07:32

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光化門(クァンファムン)復元用の金剛松4本などを横領した疑いで、2014年警察から捜査を受けた申鷹秀(シン・ウンス)大木匠(木造建築技術を持つ職人、74)に対し、検察が事件を原点から再検討していることが8日わかった。警察捜査の当時、ロシア産の松の木を崇礼門(スンレムン)の復元に使ったという疑惑をもたれたが、国立森林科学院から根拠がないと判断された申大木匠が、検察の捜査で木材横領の疑惑まで晴らすことができるのか、注目されている。

ソウル中央地検・特別捜査4部(チョ・ジェビン部長)は先日木材横領の疑惑と関連し、申大木匠など事件関係者を取り調べた。検察は関係者の供述と証拠を検討した結果、申大木匠が指定用途で使わなかった木材は、警察の捜査で認められた量よりもはるかに少ないと判断した模様だ。また、申大木匠が別の用途で木材を使用する過程で、故意または違法性に対する認識がなかった証拠もつかんだという。

申大木匠側は「提供された木材の品質などが良くなかったためにしたことであり、故意に木材を横領したわけではない」という、一貫した供述をしている。これを受けて検察の内部では、申大木匠側が一部の木材を指定用途以外に使ったことは行政法規違反の事由になるだけで、刑事処罰の対象にするのは難しくないかという意見も出ている。

申大木匠は、文化財庁が江原道襄陽郡(カンウォンド・ヤンヤングン)の国有林で伐採・供給した金剛松4本(鑑定価格最低6000万ウォン)を、2008年4月自身が運営する製材所の倉庫に移し、崇礼門の復元に使ってほしいとして国民が寄贈した木材154本(鑑定価格4200万ウォン相当)を、2012年5月景福宮(キョンボックン)の水刺間(王様の食事のための台所)復元工事など、他の工事に使用した疑いで2014年3月検察に送致された。



장관석기자 チャン・グァンソク記者 jks@donga.com