Go to contents

ソウル市のカーシェアリング「ナヌムカー」、利用地点を2倍に増やす

ソウル市のカーシェアリング「ナヌムカー」、利用地点を2倍に増やす

Posted February. 15, 2016 07:18,   

Updated February. 15, 2016 07:28

한국어
ソウル市のカーシェアリングサービス「ナヌムカー」の利用地点が、現在の2倍ほどに増える。

ソウル市は、公共カーシェアリングサービスであるナヌムカー事業の2期目を迎え、2018年までに利用地点を2400ヵ所へと拡大すると、14日明らかにした。昨年12月基準で、ナヌムカーの利用地点は1262ヵ所となっている。こうなれば、市内のどこからも2分内にナヌムカーを利用することができる。

従来の地点は、業務地域や都心を中心に決めたが、今年からは、ナヌムカーのない住居地域を中心に車両が投入される。また、各地域を「生活圏域」と、江南(カンナム)、汝矣島(ヨイド)、DMCなどの「産業特性別代表圏域」に決めて、圏域別特性に合わせた運営モデルも開発する。

また、片道サービスを拡大することで、レンタル地点に車を返さなければならなかった不便を無くすことにした。そのほか、ナヌムカーを業務用にも活用できるよう、法人会員の加入手続きを簡素化し、会社付き駐車場にも車を配置する。ハンヤン(漢陽)都城(4大門)内のナヌムカーは、2020年までに全てエコの電気車に取り替える。ソウル市は最終的に、ナヌムカーのすべての車両を電気車に運営する計画だ。また、全ての車両に後方カメラを取り付けて、事故も予防する。

カーシェアリングとは、市内の複数の地点で必要な時間だけ乗用車を借りて使う、いわば共有経済サービスとも言える。ソウル市のナヌムカー事業に参加する民間カーシェアリング業者は、公共駐車場の利用や駐車料割引などの恩恵を受けることができ、客らはさらに便利なサービスを利用することができる。ナヌムカー1期目の事業には、ソーカ―やグリーンカー、エバーオンなど5つの民間企業が参加した。2013年2月から始まったナヌムカーサービスの累積利用者数は220万人に達し、昨年12月の一日平均ユーザーは4200人だった。



김민기자 キム・ミン記者 kimmin@donga.com