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「金の匙」の教育費は「土の匙」の7.8倍

「金の匙」の教育費は「土の匙」の7.8倍

Posted February. 10, 2016 07:07,   

Updated February. 10, 2016 07:22

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高所得層が毎月使う教育費は、低所得層の8倍水準であることが分かった。階層上昇の梯子と言われている教育での支出費用の格差が日々広がっており、「トンビが鷹を生む」ことがさらに難しくなったという分析が出ている。

9日、統計庁によると、「2015年第3四半期(7〜9月)の家計動向」で分かった昨年第3四半期所得の5分位世帯(月所得が608万ウォン以上)の月平均教育費の支出は62万7700ウォンだった。これは、所得1分位世帯(月所得が232万ウォン以下)の月平均教育費である8万200ウォンの7.8倍の水準だ。

教育費に使う割合にも大きな開きがあった。所得5分位世帯の月平均消費支出(406万3200ウォン)で教育費が占める割合は15.4%だった。一方、所得1分位世帯は、月平均消費支出(128万8600ウォン)の6.2%のみを教育費として使った。

教育(7.8倍)は、交通や通信など12の消費支出項目で、所得1分位と5分位との格差が最も大きい項目だった。階層間教育費の格差が徐々に拡大する傾向を見せている。年間基準で2010年の所得5分位は月平均教育費として1分位の6.3倍、2011年は6.1倍と集計された。しかし、2012年(6.5倍)から2013年(6.6倍)、2014年(7.9倍)へと次第に格差が広がっている。

専門家らは、私教育費支出が増え、両親の財力によって教育機会やその質が変わることになれば、階層上昇の梯子は切れる懸念が高いと指摘している。実際、ソウル大学研究チームが昨年、全国179校の中学生3万872人について調査分析して発表した論文によると、社会経済的地位が下位25%で学業達成度が上位25%に属する生徒は、2007年の21.7%から2013年は18.8%へと減少した。



세종=박민우기자 世宗=パク・ミンウ記者 minwoo@donga.com