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ロ朝首脳会談、ロシアが6者協議再開提案で調整

ロ朝首脳会談、ロシアが6者協議再開提案で調整

Posted April. 25, 2019 09:02,   

Updated April. 25, 2019 09:02

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ロ朝首脳会談を控え、ロシアが北朝鮮の核問題をめぐる6者協議の再開を提案する方向で調整していることが分かった。米朝交渉の膠着長期化が懸念され、多国間交渉で突破口を模索することが狙いだ。

NHKは24日、ロシアのプーチン大統領が25日、ロ朝首脳会談で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に核問題の解決に向けた6者協議の再開を提案するものとみられると報じた。NHKは、ロシア政府関係者を引用して、すでにロシアが米国と中国にこのような提案をしたと伝えた。これに先立ち、23日に峨山(アサン)政策研究院が主催した「アサンプレナム2019」でも、ジェイムズ・スタインバーグ元米国務副長官は基調演説で、「6者協議の行程表が必要だ。(非核化の議論が)もう少し実用的である必要がある」と提案した。

 

2003年に韓米日と中ロ朝が参加して開かれた6者協議は、08年12月に第12回協議を最後に開かれていない。その後、米朝が昨年、「トップダウン」方式の2国間対話を始め、6者協議は古い対話モデルとなっていた。

ただ、6者協議の体系では密度ある非核化議論が難しいという指摘が出ている。元外交当局者は、「多国間交渉は危機を安定的に管理することはできても、問題を短時間に解決することに適した体制ではない」とし、「多様な行為者が関与することになれば、問題解決が長引く可能性が高い」と指摘した。

大統領府は、非核化交渉は米朝間のトップダウン方式で進めるべきとする立場だが、韓半島平和体制の構築過程で、中国、ロシアなど6者協議参加国の参加が必要だと見ている。3回目の米朝首脳会談を通じて非核化合意がなされた後、北朝鮮に対する安全と経済的補償を提供する過程では、多国間協議が避けられないという次元においてだ。

一方、大統領府は、ロ朝首脳会談が開かれる25日、プーチン氏の最側近であるニコライ・パトルシェフ連邦安保会議書記が大統領府で文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬訪問する予定だと明らかにした。パトルシェフ氏は、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長とも会い、非核化交渉再開に向けた韓ロ協力とプーチン氏の訪韓について話し合うという。


シン・ナリ記者 ムン・ビョンギ記者 journari@donga.com · weappon@donga.com