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2得点の孫興民、「僕が上手かったのではない。4強入りは同僚たちのお陰」

2得点の孫興民、「僕が上手かったのではない。4強入りは同僚たちのお陰」

Posted April. 19, 2019 10:23,   

Updated April. 19, 2019 10:23

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トッテナム・ホットスパー対マンチェスター・シティの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦は、前半21分までで5ゴールが生まれた。最終結果は4-3.計7ゴールで試合は終わった。

試合開始21分間で5ゴールが生まれたのは欧州CL史上最短記録だ。負傷と体調不良で第1戦終了直前に交代出場した中核MFケビン・デ・ブルイネがスタメンで起用されたマンCは、やはり手強いチームだった。ラヒム・スターリング、セルヒオ・アグエロ、ベルナルド・シウバを前線に立てて猛攻をしかけた。試合開始4分でスターリングが先制点を奪った。だがトッテナムは、それから3分後に孫興民の同点弾で追いつき、前半10分には孫興民の2点目を決め2-1の逆転に成功した。マンCは前半11分にシウバ、前半21分にスターリング、後半14分にスターリングのゴールで4-2まで点差を広げた。トッテナムは後半28分にフェルナンド・ジョレンテのゴールで追い上げた。

試合はトッテナムが3-4で敗れたが、第1戦で1-0で勝利したため、2戦合計4-4とした。しかし、この日適地で3得点を挙げたため、アウェーゴール差で上回り4強進出を決めた。

チームのエース、FWハリー・ケインが負傷するなど大打撃が予想される中で最強マンCを破ったトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、「CLベスト4監督は、僕のキャリアの中で最高の瞬間だ。とっても幸せだ」と語った。監督は、孫興民について「信じられない選手だ」と絶賛。「ファンタ―スティックな選手で、彼のクオリティーには大変満足している」とも話した。喝采を一身に浴びる孫興民の話を聞いた。

――欧州CL4強入りした。今の気持ちは。

「まず(自分が)けん引したと言うよりは、選手たちが良くやってくれたと思う。ゴールを決めてはゴールを許すタフな試合だったが、選手たちがそういう状況の中でも最後まで集中力を切らさずに、よくやってくれた。十分称賛される資格があると思う」

――個人的に試合を評価するとすれば。

「いつも競技場の中でベストを尽くそうと努力している。点を与えるのは、自分は好きじゃない。今日は足りないところも多く目立った。しかし、他の仲間たちが、そういうところを良くカバーしてくれた。今日はゴールを奪ったが、自分が上手かったから4強入りしたとは決して思っていない。他の仲間たちが守備をして攻撃をしかけながら、ボールを奪ってくれたお陰で準決勝という高いところに行くことができた」

――韓国選手で欧州CL4強入りしたのは朴智星(パク・チソン=38・引退)以来8年ぶりだが。

「僕にはとっても光栄なことだ。しかし、これからがもっと重要だ。まだ終わりではない。目先に迫っているので、選手たちには最後まで集中力を失わないで頑張ってもらいたい」

――警告累積で準決勝第1戦には出場できなくなったが。

「もちろん悔しい。だけど他の仲間たちが十分準備をしてくれると思う。そこはサッカーの一部だと思う。僕も自分の位置で準備をしっかりして、仲間たちに良いプレーをしてもらうためにサポートするのが、今は最も重要だ」

――準決勝の相手はアヤックスだが。

「欧州CL準決勝まで勝ち進んだチームなら、どこも強いチームだと思う。一瞬たりとも油断してはならない。選手たちも、そこは良く知っている」

――最後の後半ロスタイムにマンCのゴールがVAR判定で取り消されたが。

「正直VARを実施しているのかどうか、あの場面ではよく分からなかった。ただ悲しかった。VARは、とくに好きじゃないので…。ただ、あの判定は(オフサイドが)正確なジャッジだったと思う」

――決勝進出も現実味を帯びてきたが。

「まだそこまで話したくはない。今はベストを尽くしたい。選手たちもそう思っている。我々が決勝に進むことが確定したわけでも、確信があるわけでもないので、ただ与えられた位置で最善を尽くしていれば、そういうプレゼントは自ずとついてくるものだと信じている」

マンチェスター=ホ・ユミ「スポーツ東亜」通信員


李元洪 bluesky@donga.com