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JPモーガンに「女性の風」、「ウォール街の女王」誕生なるか

JPモーガンに「女性の風」、「ウォール街の女王」誕生なるか

Posted April. 19, 2019 10:23,   

Updated April. 19, 2019 10:23

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「ウォール街の皇帝」に代わって「ウォール街の女王」が誕生するか。

米金融大手JPモルガン・チェースが、消費者金融部門の最高経営責任者(CEO)と最高財務責任者(CFO)の上級職に女性を任命したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルやブルームバーグ通信など外信が17日、報じた。今回の人事で、ジェイミー・ダイモンCEO兼理事会議長の後任を女性が務める可能性が高まり、白人男性一色のウォール街で前例のない「女性の風」が吹いている。

同社は、2012年からCFOを務めてきたマリアン・レイク氏を来月から消費者金融部門のトップに就け、レイク氏の後任にカードサービスのトップであるジェン・ピープサック氏を任命すると明らかにした。両氏は5月1日から業務を本格的に開始する。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、1999年から同社に合流したレイク氏が、長くダイモン氏の有力な後任とされてきたが、アナリストたちから消費者金融部門の経験が必要だという指摘を受けて来たという。このため、今回の人事はレイク氏に新しい機会になるとみえる。25年間同社に勤務するピープサック氏もCFOになり、有力な次期代表候補に名前が挙がっている。

同紙によると、今年63歳のダイモン氏は2月の投資カンファレンスで引退の計画を問われ「5年、おそらく今から4年」と答えた。2014年に咽喉がんを患って回復し、トランプ米大統領の当選後に財務長官候補にも名前が挙がった。

レイク氏と同年代とされるピープサック氏は、今後、後継争いをすることになるとみえる。米紙ニューヨーク・タイムズは、ダイモン氏の側近を引用して、レイク氏とピープサック氏が有力な後継者だと伝えた。


丘佳仁 comedy9@donga.com