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「マスターズの男」ウッズと天敵モリナリ、決勝ラウンドで運命的な対決

「マスターズの男」ウッズと天敵モリナリ、決勝ラウンドで運命的な対決

Posted April. 15, 2019 08:11,   

Updated April. 15, 2019 08:11

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2006年に開かれたマスターズ・トーナメントの覇者は「皇帝」タイガー・ウッズ(44=米国)だった。当時ウッズはゴルフ人生の全盛期をおう歌していた。前年2005年のマスターズで優勝し、同大会4度目の優勝者に贈られるグリーンジャケットに袖を通した。

同年、フランチェスコ・モリナリ(37=イタリア)は、 第1、2ラウンドをウッズと一緒にホールを回った。一つ年上の実兄エドアルド・モリナリのキャディーとしてだった。マスターズには前年度覇者が全米アマチュア選手権優勝者と同組になる伝統がある。全米アマ選手権で優勝した実兄のお陰で「憧れ」だったウッズと出会うことができたのだ。

13年が過ぎた今年、モリナリはウッズとの再会を果たした。今度は同じ選手として決勝ラウンドで対決することになった。

モリナリは14日、米国ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(パー72)で行われた大会3日目に6アンダーで回り、通算13アンダー205で単独首位に躍り出た。11アンダーのウッズはトニー・フィナウ(米)と2位に並んだ。

3選手は同日午後10時20分(韓国時間)から最終ラウンドに突入した。マスターズは決勝ラウンドは2人1組で回るのだが、この日は悪天候の予報があり、ティーオフタイムを繰り上げ、3人1組で試合を行うことにした。

13年前に無名のゴルファーだったモリナリは、これまで米男子ツアー(PGA)で3勝、欧州ゴルフツアーで6勝を挙げた。ウッズの「天敵」としても注目を浴びた。昨年7月、メジャー戦の全英オープン(ジ・オープン)でモリナリは最終日にスコアを2つ伸ばしてイタリア選手では初めて同大会優勝トロフィー「クラレット・ジャグ」に口づけした。一方、10番まで単独首位を守ったウッズは11番でダブルボギーを叩いて崩れた。ウッズは昨年9月に開かれた米国と欧州の団体対抗戦「ライダーカップ」のフォアボールとフォアサムでもモリナリが属した組と3度対戦して全敗した。奇妙な縁で結ばれているウッズとモリナリがマスターズ最終日に熱い勝負を繰り広げた。


李憲宰 uni@donga.com