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トランプ氏、「3回目の米朝会談は良いこと」

トランプ氏、「3回目の米朝会談は良いこと」

Posted April. 15, 2019 08:18,   

Updated April. 15, 2019 08:18

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トランプ米大統領は13日(現地時間)、「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長との関係はとても良い」とし、3回目の米朝首脳会談開催の可能性を強調した。金正恩氏が同日、「年末までは米国の勇断を待つ」と発言した直後に出た発言で、圧力よりは説得に重きを置いて北朝鮮をなだめるものとみえる。

トランプ氏は同日、「個人的な関係はとても良いとする金正恩氏に同意する。おそらく『すばらしい(excellent)』という表現が正確だろう」とツイートした。また、「我々はお互いの立場を十分に理解しており、3回目の首脳会談は良いことだ」と付け加えた。金正恩氏に対して非核化交渉テーブルに戻ることを促す狙いがうかがえる。

状況を管理するというメッセージはあるが、変化のための行動は北朝鮮が先にしなければならないという考えも明らかにした。トランプ氏は、金正恩氏が年末までに求めた「米国の正しい姿勢」や「共有できる条件」については何も言及しなかった。その代わり「北朝鮮は金正恩氏のリーダーシップによって、ありえないほどの成長と、経済の成功と豊かさを享受できる凄い潜在能力を持っている」とし、「核兵器や制裁が取り除かれ、北朝鮮が世界で最も成功した国の1つになる日を楽しみにしている」とし、金正恩氏の非核化決断を迂回的に促した。

南米地域を歴訪中のポンペオ国務長官は同日、パラグアイでの記者会見で、北朝鮮関連の質問に「私たちはハノイ会談後、北朝鮮と対話を続けてきた」とし、「すべきことがある。進展を成し遂げると確信する」と述べた。

トランプ氏とポンペオ氏の発言から、北朝鮮が実質的な非核化措置を取らなければ、米国が先に態度を変える可能性は現在のところほぼないことが明確に表れている。ワシントンの専門家たちは、米朝が互いにボールを投げて相手の先制的措置を求めているので、交渉膠着の状態が長くなる可能性があると見ている。ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員は東亜(トンア)の電話取材に対して、「経済的に受けるものがなければ、金正恩氏が首脳会談に応じる可能性は低いと見る」とし、「停滞局面が相当期間続くだろう」と見通した。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com