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トランプ氏、「大規模な兵器の購入、感謝」 追加購入の圧迫か

トランプ氏、「大規模な兵器の購入、感謝」 追加購入の圧迫か

Posted April. 13, 2019 10:49,   

Updated April. 13, 2019 10:49

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トランプ米大統領が11日(現地時間)、韓米首脳会談の冒頭で、「韓国が戦闘機やミサイルなど相当量の兵器装備の購入を決めた」と明らかにし、その背景が注目される。トランプ氏は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領に「(大規模な兵器購入に)感謝する」とも述べた。

軍当局者は、「F-35Aステルス戦闘機などすでに決定された兵器購入に言及したにすぎず、今回の会談で追加の兵器購入に関する議論はなかった」と明らかにした。トランプ氏が会談の成果を広報するために、すでに決定した韓国の兵器購入について言及したということだ。

 

しかし、トランプ氏がこれまで韓米首脳会談を米国の兵器の「セールスの場」として積極的に活用してきたことから、事実上、追加購入の要請でないかという分析も出ている。たとえば、在韓米軍駐留経費負担交渉で韓国の要求を受け入れる条件として兵器の追加販売が推進される可能性があるということだ。この場合、F-35Aステルス機の追加購入、地上監視偵察機「ジョイントスターズ」の導入などが本格化する可能性がある。特に、戦車や兵力など北朝鮮の地上戦力を隅々まで監視でき、ジョイントスターズは韓国軍が導入を望んでいる。

また、1次事業で欧州の機種が採択された海上作戦ヘリコプターの2次事業(12機・約1兆ウォン)の有力候補に米国のシーホーク(MH-60R)が挙がっている。さらにイージス駆逐艦に搭載されるSM-3迎撃ミサイルの輸入の可能性もある。1発250億ウォンのSM-3は、150~500キロの高度で北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃・破壊できる。SM-3が導入されれば、低・中高度の迎撃を担うパトリオット・サード(THAAD)ミサイルと3重の迎撃システムを備えることができる。


尹相虎 ysh1005@donga.com