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損なわれた大韓民国の品格、外交部は基礎から崩れつつあるのではないか

損なわれた大韓民国の品格、外交部は基礎から崩れつつあるのではないか

Posted April. 06, 2019 09:01,   

Updated April. 06, 2019 09:01

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外交部が4日、スペインとの公式外交行事にしわのついた太極旗を掲げ、大恥をかいた。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は職員と懇談会を開いていた。康氏が、「外交業務の特性上、少しの失敗も許されない。受け持った業務にしっかり臨んでほしい」と話している時、韓‐スペイン戦略対話会談場の職員2人は、遅れて太極旗のしわを伸ばそうとしていたのだ。韓国外交部の現住所を克明に物語る姿だ。

外交部の呆れた失態は昨日今日のことではない。昨年、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の海外歴訪を控え、公式英文ツイッターにチェコを遠い昔になくなった国名であるチェコスロバキアと表記してひんしゅくを買った。先日には、「バルト3国」を「バルカン3国」と誤って表記してホームページに掲載した。一昨年には韓‐パナマ外相会談場のテーブルに逆になったパナマ国旗を置き、パナマ側関係者が発見して正したこともあった。

このような初歩的なレベルの失態が相次いだが、外交部がその責任を質して問責したという話は聞こえない。外交部が今回は「重大な責任を感じる。措置を行う」と言ったので見守ってみる。失敗を連発しても失敗を認めない情けない対応が続いているためだ。文大統領がマレーシアでインドネシア語で挨拶し、外交欠礼論議を呼んだにもかかわらず、「相手国は何も言っていない・・・」と言ってなかったことにしようとしては、誰が緊張感を持つだろうか。

国家の品格をうかがわせる外交儀式の失態と欠礼は、規律弛緩の次元を越え、韓国外交の基本が崩れつつあることを物語る。1、2回でない失態の繰り返しは、組織の問題と言わざるを得ない。これまで康氏が率いる外交部は、米朝非核化外交で「外交部はずし」の声を聞くほど無能と無気力を見せ、弛緩ムードで基本業務の集中力も使命感も下がった。指揮ラインから覚醒しなければならない。このままでは大型の「外交惨事」も遠くない。