Go to contents

安保理「制裁を守れ」、国内の船舶会社に警告

安保理「制裁を守れ」、国内の船舶会社に警告

Posted April. 05, 2019 08:45,   

Updated April. 05, 2019 08:45

한국어

国連安全保障理事会北朝鮮制裁員会の専門家パネル関係者たちが昨年9月頃、韓国を訪れ、国内の海運会社関係者を呼んで、北朝鮮との瀬取りと関連して、制裁の順守を求め、警告メッセージを伝えたことが確認された。専門家パネルは、国連制裁決議の履行状況を監視し、結果を国連加盟国に報告する組織だ。

複数の外交筋と海運業界によると、国連安保理専門家パネル関係者たちは昨年9月、世宗(セジョン)市の海洋水産部で海上での油類の瀬取りに関連した国内の船舶会社5社の関係者を呼んで、注意を促した。今回、北朝鮮に不法に軽油を供給した疑いで釜山(プサン)港に抑留された船舶、パイオニア号を運営するD社の関係者も含まれた。ある関係者は、「国内船舶の制裁違反に対する一種の調査が起こったと言える」と話した。

専門家パネルの関係者が訪韓し、瀬取りに関するメッセージを投じたことで、海洋水産部も積極的に注意喚起に乗り出すという。同関係者は、「海洋水産部から、北朝鮮船舶と疑われる船舶に油類を供給しないことを促す公文書がその後多く出た」と語った。

国連関係者が訪韓して瀬取りに対する注意を強調した時期が、米財務省が国内の銀行とテレビ会議を行い、制裁履行を順守するよう要請した時期とほぼ同じだ。ある外交筋は、「米国と国連が韓国を『制裁の穴』の一つと見ているということだ」と伝えた。


韓基渽 record@donga.com