Go to contents

ハリス駐韓米国大使、「北朝鮮に機会の窓を無制限に開けておくことはできない」

ハリス駐韓米国大使、「北朝鮮に機会の窓を無制限に開けておくことはできない」

Posted March. 28, 2019 08:13,   

Updated March. 28, 2019 08:13

한국어

米国のハリー・ハリス駐韓国大使に27日、「一時的に軍事演習規模を調整したが、(北朝鮮との対話を通じた)機会の窓を無制限に開けておくことはできない」と強調した。

ハリス氏は同日、ソウル中区(チュンク)の韓国プレスセンターで開かれたソウル大学政治外交学部総同窓会主催の講演で、「外交的努力が実を結ぶという希望だけを眺めていることはできない」とし、このように話したと、出席者が伝えた。そして、「北朝鮮のいかなる挑発にも直ちに対応できる準備をすることが重要だ」と述べた。トランプ米大統領が「ハノイ決裂」後も、韓米合同軍事演習の規模を大幅に縮小するなど対話を継続する意思を示しているが、これと同時に北朝鮮の挑発の可能性にも徹底して備えなければならないということだ。

 

ハリス氏は、「米国と国際社会は最終的かつ完全に検証可能な非核化(FFVD)がいかなる意味なのか共通の理解がある」とし、「残念なことに北朝鮮はハノイではその期待に至らなかった」と強調した。さらに「米国は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、北朝鮮がFFVD提案を持って交渉の場に戻るよう(金正恩朝鮮労働党委員長を)説得することを期待する」と述べた。韓国政府がこれに先立ち明らかにした段階的解決法である「グッド・イナフ・ディール(good enough deal)」ではなく、トランプ政権が求める「ビッグディール・ワンショット」提案を受け入れるよう北朝鮮を説得することを望むということだ。

在韓米軍撤収の憂慮をめぐってハリス氏は、「現在、韓半島から米軍が撤収することにするいかなる議論もない。これは終戦宣言や平和条約締結とも関係のないことだ」と線を引いた。


韓基渽 record@donga.com · 申나리 journari@donga.com