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現代自、エリオットの株主総会表対決で完勝

現代自、エリオットの株主総会表対決で完勝

Posted March. 23, 2019 08:40,   

Updated March. 23, 2019 08:40

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現代(ヒョンデ)自動車グループが、グローバルヘッジファンド・エリオットと社外取締役選任などの案件をめぐる定期株主総会での表対決で完勝を収めた。鄭義宣(チョン・ウィソン)首席副会長は、株主総会直後に開かれた取締役会で、現代自動車と現代モービスの代表取締役に選任された。

22日、現代自とモービスはそれぞれ定期株主総会を開き、取締役会が提案した社外取締役選任案と現金配当案件などを可決した。注目を集めた社外取締役選任は、現代自が推薦した社外取締役候補3名が出席株式数基準で77~90%以上の賛成票を得て、社外取締役に選任された。モービス取締役会側の推薦人物2人も、90%以上の賛成率で社外取締役に選任された。一方、エリオットが両社に推薦した5人の社外取締役候補は、平均20%前後の賛成票を得るのにとどまった。エリオットが現代自とモービスに要求した計8兆3000億ウォン規模の現金配当の支払い案件(優先株を含む)も賛成率がそれぞれ13%と11%にとどまり、否決された。

現代自とモービスは同日、株主総会直後に取締役会を開き、鄭首席副会長を代表取締役に選任した。昨年9月に首席副会長に就任してから6ヶ月後に主力系列会社の代表取締役についたのであり、「鄭義宣体制」が始まったという評価だ。鄭副会長が現代自動車の代表取締役になったのは、1999年に資材本部購買室長として入社してから20年ぶりのことだ。

中央(チュンアン)大学経営学部のウィ・ジョンヒョン教授は、「鄭副会長は、内部刷新と業績改善などにより、オーナー3世として自分の経営能力を証明することに注力するだろう」と見込んだ。


チ・ミング記者 warum@donga.com