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米朝「一括妥結-圧縮履行」解決法で膠着のドロ沼から抜け出せ

米朝「一括妥結-圧縮履行」解決法で膠着のドロ沼から抜け出せ

Posted March. 20, 2019 08:09,   

Updated March. 20, 2019 08:09

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ポンペオ米国務長官は18日、北朝鮮の非核化と関連して、「時期と手順をめぐっていくつかの争点がある」とし、「北朝鮮の明るい未来への約束は、必ず検証された非核化の後でなければならない」と述べた。ひとまず寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄と制裁解除の交換をしようという北朝鮮の主張に対して、「先に非核化実施」を掲げた一括妥結を繰り返し強調したのだ。

ハノイでの米朝首脳会談の決裂後、ビッグディールかスモールディールか、トータル・ソリューション(完全な解決法)か段階的行動かで対立し、膠着局面が深まるムードだ。韓国政府が出て、「グッド・イナフ・ディール(good enough deal)」まで出したが、さらなる論議を呼ぶようなものだ。これでは合意どころか交渉再開も不可能だ。米朝間の膠着が長期化すれば、ややもすると感情対立と言葉の戦争に、さらには武力示威と戦争危機に飛び火する恐れもある。

このような憂慮が現実化する前に、米朝は非核化の圧縮的履行に向けた一括妥結の合意を急がなければならない。非核化は一気に実現できるイベントではなく時間がかかるプロセスだ。しかし、履行過程は相互の意思と信頼により早く進む可能性がある。特に、全体の設計図があれば工程も大幅に短縮できる。このような認識をもとに非核化の全体の設計図と迅速な工程を明らかにした一括妥結の合意を成さなければならない。

それには一括妥結を拒否する北朝鮮が態度を変えなければならない。北朝鮮が出した「行動対行動」の段階別措置は、段階ごとに新たに交渉して次の段階に移るというものだ。このような形では、非核化の終結まで首脳会談を何度も繰り返すことになる。ハノイ会談の決裂もこのような態度が原因となった。そのため、非核化の入口はもとより出口も合意できず、入口から出口までの経路、すなわち行程表も作ることができなかった。

特に北朝鮮は、非核化の入口にあたる初期措置として寧辺核施設の廃棄だけを提示し、非核化の意思そのものを疑わせた。非核化の意思があるなら、「プラスアルファ(+α)」まで含む完全な核凍結から実施しなければならない。さらに出口にあたる非核化の最終地点についても、非常に曖昧な「完全な非核化」でやり過ごそうとした。核物質、核兵器まで完全廃棄するという約束もなく制裁解除だけ要求するなら、誰がそのような交渉に応じることができるだろうか。

米国は交渉の扉は開けているが、ひたすら待つことはないだろう。北朝鮮はこれ以上瀬戸際戦術にしがみついて不信を育ててはいけない。金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は急いで決断を下さなければならない。そうしてこそ米国の相応の措置も明らかになり、「明るい未来」も保証される。