Go to contents

強硬派がなぜ? 週末に訪韓するボルトン氏

強硬派がなぜ? 週末に訪韓するボルトン氏

Posted February. 22, 2019 08:57,   

Updated February. 22, 2019 08:57

한국어

代表的な対北朝鮮強硬派のボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)が週末に韓国を訪れ、2回目の米朝首脳会談に関する協議をするという。トランプ米大統領が連日、ハノイ首脳会談に対する期待値を下げている中、最近では、北朝鮮問題から手を引いたとされるボルトン氏の訪韓をめぐって、迂回的に北朝鮮に圧力をかけるためではないかという観測が流れている。

米CNNは20日(現地時間)、複数のトランプ政権の官僚を引用して、「ボルトン氏がトランプ氏と金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の首脳会談を控えて、今週末に韓国を訪れる」と報じた。金宜謙(キム・ウィギョム)大統領府報道官は、「韓国政府が確認する事案ではない。了解してほしい」とし、ボルトン氏の訪韓について肯定も否定もしなかった。

ボルトン氏が訪韓するなら、昨年4月の就任後初めての訪問だ。訪韓の間、ボルトン氏は交渉相手である鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安全保障室長に会うとみえる。ハノイでの2回目の米朝首脳会談を控えて、ボルトン氏が鄭氏と日本の谷内正太郎・国家安全保障局長に会って、韓米日の国家安全保障会議(NSC)ラインを再稼働する可能性があるという観測も流れている。昨年まで北朝鮮の核問題で随時稼動した韓米日NSCラインは、大法院(最高裁)の元徴用工判決などで韓日関係が悪化したことで、動いていなかった。

一方、昨年9月の「平壌(ピョンヤン)共同宣言」で合意した「3.1節100周年南北共同記念式」は、北朝鮮側の反対で実現できない模様だ。統一部によると、北朝鮮は21日、李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員長名義の電話通知文を送り、「『3.1節南北共同記念式』は、時期と条件上、難しい」と通知した。統一部関係者は、「政府はできるだけ実施することを提案したが、米朝会談を控えた北朝鮮側が開催は時期的に難しいという立場を明らかにした」と話した。ただし統一部は、南北共同で3.1節100周年を迎えて準備している安重根(アン・ジュングン)義士の遺骨発掘事業などは継続して推進していく考えだ。


ムン・ビョンギ記者 イ・ジフン記者 weappon@donga.com · easyhoon@donga.com