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エイブラムス在韓米軍司令官、「平和協定締結時まで在韓米軍は必要」

エイブラムス在韓米軍司令官、「平和協定締結時まで在韓米軍は必要」

Posted February. 14, 2019 08:06,   

Updated February. 14, 2019 08:06

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米上院情報委員会に続き軍事委員会でも「北朝鮮が核を放棄するとは考えない」という否定的な見解があらわれた。
 
米インド太平洋軍のフィリップ・デービッドソン司令官は、上院軍事委が12日(現地時間)に行った公聴会で、「北朝鮮の核に対する私たちの判断は情報機関と同じだ」とし、「北朝鮮が核兵器と生産能力を放棄する可能性は低いと考えている。米国と国際社会の譲歩を見返りに部分的な非核化をすると判断する」と明らかにした。

在韓米軍のロバート・エイブラムス司令官は、韓国と北朝鮮が軍事合意書を通じて板門店(パンムンジョム)と軍事境界線の緊張を緩和させたことを評価し、「外交的努力が北朝鮮にとって非核化の道に進む環境を作り出している」と言及した。しかし、「軍事制限区域内の一部調整が北朝鮮の軍事対応の基本的な変化を意味するものではない」とし、「米国と韓国、そして周辺地域の同盟国を危険に陥れる北朝鮮の通常兵器や非対称戦力など軍事能力はほとんど変わっていない」と指摘した。

在韓米軍の撤収に関する議員の質問に対してエイブラムス氏は、「韓半島で平和協定が締結されるまで在韓米軍が駐留する必要がある。在韓米軍は北朝鮮を抑止し、北東アジアの安定を確保するうえで適切だ」と答えた。韓米同盟については、「血で結ばれた堅固な関係」と述べ、在韓米軍駐留経費負担交渉が妥結したことについては韓国に感謝を表明した。

ただ、エイブラムス氏は、「軍事演習の必要性と国務省の北朝鮮外交とのバランスを維持しなければならない」と付け加えた。このため、在韓米軍司令部は軍事演習の形式と実行を4つの部門(規模、範囲、量、時期)で調整していると明らかにした。


ワシントン=イ・ジョンウン特派員 lightee@donga.com