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鍾路区の「玉流洞岩」が市指定文化財になる

鍾路区の「玉流洞岩」が市指定文化財になる

Posted February. 12, 2019 08:04,   

Updated February. 12, 2019 08:04

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ソウル市が、鍾路区玉仁(チョンノグ・オクイン)都市再生地域で発掘した「玉流洞岩」の市指定文化財登録を推進する。

漢字で「玉流洞」と書かれたこの岩は、先月末、ソウル鍾路区玉仁洞の仁王山(インワンサン)のすそ野にある民家の裏側で、同好会「韓国山書会・人文登山チーム」が発見して、ソウル市に情報提供した。1989年に出版された本「ソウル六百年」(キム・ヨンサン著・韓国日報社)の中の写真だけが伝わっていたが、実物が見つかったのだ。

専門家らは、玉流洞の岩が発見されたところは、金壽興(キム・スフン)、金昌協(キム・チャンヒョプ)などの朝鮮中期の文人たちが集まって詩書画を論じた玉流洞であり、「ソウル六百年」の写真の中の位置とも同じだと判断した。玉仁洞という地名は、玉流洞と仁王洞を合わせたものだ。ソウル市の関係者は、「文化史的価値が高いと判断して、指定文化財登録を推進することにした」と説明した。

玉仁洞一帯は、2007年12月に再開発整備区域に指定後、再開発事業組合と文化遺産の保全を主張する側が対立していたが、昨年、歴史文化型都市再生事業に合意した。ソウル市は、玉流洞岩をはじめ、ここの歴史文化資源を保存、管理するために、周辺に集合住宅や商業施設は建設しない方針だ。この関係者は、「玉仁洞都市再生事業は乙支路世運(ウルジロ・セウン)整備促進地区などの再開発に対するモデル事例になるかもしれない」と話した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com