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北朝鮮の金英哲氏、ワシントン訪問中にCIA副長官と非公開会談

北朝鮮の金英哲氏、ワシントン訪問中にCIA副長官と非公開会談

Posted January. 23, 2019 08:05,   

Updated January. 23, 2019 08:05

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米国を訪れた北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が18日(現地時間)、ワシントンで米中央情報局(CIA)のビショップ副長官に非公開で会ったと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが21日付で伝えた。3日間のワシントン滞在で、米朝「スパイチャンネル」が水面下で稼動した。

同紙は、「米国と北朝鮮のスパイは10年間、秘密の対話をしてきた」とし、「米朝秘密接触が首脳会談の道を開いた」と報じた。米情報当局者らが「軍チャンネル」と呼ぶ米朝情報機関チャンネルはオバマ政権時の2009年に開設されたと、同紙は伝えた。

トランプ政権は金英哲氏ら軍チャンネルの当局者を相手にすることを良しとしないが、北朝鮮内の強硬派に接近し、安保問題を決めるためにこのチャンネルが重要だと判断したとされる。米国が北朝鮮側と意思疎通する窓口であるニューヨークの北朝鮮の国連代表部を通じた「ニューヨークチャンネル」は、北朝鮮政権で相対的に影響力が劣る外務省にメッセージを伝えるため、効果が制限的だという。同紙は、「スパイチャンネルが、拘束された米国人の協議、危機管理の手段、北朝鮮の非核化に対する見返りに国交を正常化する準備ができていることを再確認するツール、首脳会談計画を議論するメカニズムに拡張された」と伝えた。


朴湧 parky@donga.com