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現代モービスとKTがコネクテッドカーでスクラム、5G走行時代を開く

現代モービスとKTがコネクテッドカーでスクラム、5G走行時代を開く

Posted January. 18, 2019 10:05,   

Updated January. 18, 2019 10:05

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自動車部品メーカーと韓国国内情報通信技術(ICT)企業が技術融合による新技術の開発に乗り出している。部品メーカーの製造能力とICT企業のネットワーク網とデータ加工技術を結合して、コネクテッド・カーの開発に参入している。自動車に情報技術(IT)とソフトウェア(SW)などの電装機器が適用された車がスマートカーなら、これによって運転者の介入を最小限にとどめるのが自律走行車である。コネクテッド・カーは、このような概念をすべて包括した未来型自動車を意味する。

現代(ヒョンデ)モービスは17日、KTと一緒に第5世代(5G)モバイル通信網基盤のコネクテッド・カーの開発のための技術開発に着手したと発表した。

コネクテッド・カーは、無線ネットワークに接続された車の中で交通情報をリアルタイムで確認し、様々なITサービスを楽しむことができるので、「走るスマートフォン」とも呼ばれる。これを実現するために、個々の車両から収集した交通情報は大規模にモバイル通信会社に送信され、これを多数のドライバーに共有させる方式で動作しなければならない。

しかし既存の4G通信網では具現が難しかった。しかし、通信速度が最大で100倍も速い5G網が開通したことで可能になった、ということが現代モービスとKT側の説明だ。

コネクテッド・カーの具現のために、現代モービスは、自社が開発した自律走行車システム「エムビリー(M.Billy)」の様々な端末を通じて交通情報を集めて加工し、中央サーバーに送る技術を開発する予定だ。KTはこの車に搭載する5Gの端末を作って、これをネットワークに接続する予定だ。両社は、二つの技術開発を今年中に仕上げ、追加のコラボに乗り出す予定だ。

すでに自動車業界と通信会社、IT企業各社の合従連衡が活発である。市場調査機関IHSマキトによると、全世界のコネクテッド・カーの販売台数は、2015年の2400万台から2023年は7250万台にまで伸びるほど、市場が膨らんでいるからだ。世界のコネクテッド・カーの市場規模も、2017年の82兆ウォンから2025年は245兆ウォンにまで膨らみ、年平均14.8%の成長を示すと予想される。

このため、万都(マンド)は昨年、KTとネイバーの技術専門子会社であるネイバー・ラボラトリーズと自律走行技術の開発を目的とした覚書(MOU)を交わした。自律走行車は大規模な交通情報を収集し、中央サーバーから転送を受けて運行されるだけに、KTから5Gネットワーク接続の支援を受けることにしたのである。ネイバー・ラボラトリーズとは人工知能(AI)と自律走行SW技術分野でコラボを進める予定だ。

世界最大自動車市場である中国では、ダイムラーとフォードが、中国のグーグルである百度と一緒に自律走行車プロジェクト「アポロ計画」を進めており、テスラも中国のIT企業テンセントとコネクテッド・カー事業を進めている。

自動車業界の関係者は、「自動車メーカーとIT企業間の合従連衡は、莫大な研究開発投資費用を分担し、リスクを減らすためのものだ」とし、「同盟を形成しなければ、未来車の時代を先導できる重要な技術力を確保するのに苦労し、競争において引けを取りかねないという危機感が高まっている」と述べた。


チ・ミング記者 warum@donga.com