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米「金正恩は信用できない」、交渉デッドラインは3ヵ月

米「金正恩は信用できない」、交渉デッドラインは3ヵ月

Posted December. 24, 2018 08:02,   

Updated December. 24, 2018 08:02

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トランプ米政権が最近、北朝鮮と非核化交渉を継続できるかどうかを推し量る実質的デッドラインを今後3ヵ月と見ていることが分かった。韓国政府も、トランプ政権と認識を共にし、来年1日の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の新年の辞の発表後、対話のテーブルに復帰するよう水面下でメッセージを送っている。

複数の政府筋は23日、「対話に出ない正恩氏に対するワシントンの評価は非常に否定的だが、最近になって最後の対話をしようという方向に辛うじて旋回した」とムードを伝えた。実際、ポンペオ米国務長官は6日(現地時間)、ブッシュ元米大統領の葬儀に政府弔問使節団で参列した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との会談で、正恩氏について「信じることができない人物ではないか」という趣旨で非外交的な表現を使って不快感を吐露したという。さらにポンペオ氏は、「実務ラインで合意し、首脳間で議論する『ボトムアップ』で非核化交渉を進めようとしても、北朝鮮は(事前調整なく)首脳が会う『トップダウン』方式にこだわる」という趣旨の話しをしたという。

しかし、トランプ政権は北朝鮮を再び説得することにし、韓米作業部会の会合に出席するために19日に訪韓した国務省のビーガン北朝鮮政策特別代表が、北朝鮮への人道的支援と米国人の北朝鮮観光禁止再検討という「驚きのメッセージ」を出した。メッセージの効果を最大化し、北朝鮮の内心をうかがうために韓国政府にも関連内容を事前に教えなかった。ある外交筋は、「北朝鮮に最後の手を差し伸べ、融和策を展開できる忍耐と時間が事実上限界に達しつつあるというメッセージを伝えるもの」と指摘した。

これと関連してポンペオ氏は21日、NPR放送とのインタビューで、非核化交渉と関連して、「昨年初めに訪朝した時から、北朝鮮の非核化が即席プリンを作るようにはうまくいかないことは分かっていた」と話した。ABC放送は22日、ペンス副大統領が先週、北朝鮮の人権問題を批判し、北朝鮮に対する制裁の必要性を強調する内容の演説をしようとしたが、取り止めたと報じた。しかし、北朝鮮は、米国側のジェスチャーに対して23日午後の時点で特に反応を出していない。


申나리 journari@donga.com