Go to contents

ワームビア氏遺族、北朝鮮に1兆2400億ウォン損害賠償請求

ワームビア氏遺族、北朝鮮に1兆2400億ウォン損害賠償請求

Posted December. 19, 2018 08:47,   

Updated December. 19, 2018 08:47

한국어

北朝鮮に拘束され、意識不明になって死亡した米国人大学生のオットー・ワームビア氏の遺族が、北朝鮮に対して起こした訴訟で、11億ドル(約1兆2400億ウォン)の損害賠償を要求したと、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)が18日、報じた。

裁判所の文書によると、ワームビア氏の遺族は10月、裁判所に懲罰的損害賠償金とワームビア氏の両親に対する慰謝料など4項目で北朝鮮が責任を負うことを求めた。請求金額の中で最も大きな部分は、懲罰的損害賠償。弁護団は当事者であるワームビア氏と両親のフレッド、シンディ・ワームビア夫妻に各3億5千万ドル、計10億5千万ドルを支払わなければならないと主張した。北朝鮮に厳しいメッセージを送るためにも多くの賠償金の負担を課さなければならないということだ。

こうした中、国連総会は17日(現地時間)、ニューヨーク国連本部で本会議を開き、北朝鮮人権問題の速やかな改善を求める北朝鮮人権決議案を採択した。国連の北朝鮮人権決議案の採択は今年で14年目で、表決なしにコンセンサス(全員合意)方式で採択された。韓国政府は今年も61の共同提案国として決議案採択に同意した。

決議案は、「北朝鮮で、組織的かつ広範囲で深刻な人権侵害が長年、そして今も続いている」と懸念を示し、強制収用所の閉鎖、すべての政治犯の釈放など人権問題に対する速やかな改善を求めた。また、5年連続で、△北朝鮮人権状況の国際刑事裁判所(ICC)付託、△金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を事実上示す「最も責任ある人」への選別的制裁なども議論された。


ワシントン=イ・ジョンウン記者 ニューヨーク=パク・ヨン特派員 lightee@donga.com · parky@donga.com