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粒子状物質の予報、2020年からAI技術を活用

粒子状物質の予報、2020年からAI技術を活用

Posted December. 17, 2018 08:27,   

Updated December. 17, 2018 08:27

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2020年から粒子状物質の予報に人工知能(AI)技術が活用される。

環境部傘下の国立環境科学院は16日、ソウル大学と米ヒューストン大学などが参加する研究チームと一緒に、「AIを活用した予報システム」を開発していると発表した。

共同研究チームによると、2015年基準で予報官の粒子状物質予報指数の的中率は87%、「悪い」以上の高濃度感知確率は67%だ。粒子状物質の濃度は、韓国国内で2次的に生成される粒子状物質の排出量と韓半島周辺の気圧の谷や風などによって複合的な影響を受ける。したがって、気温など、一般的な天気を予測することに比べて、なおさら難しい。

環境科学院側は、AI予報システムが導入されれば、粒子状物質の予報精度を大幅に向上させることができると期待している。AI予報システムを通じて指数的中率を90%以上、高濃度感知確率を80%以上に引き上げることが1次目標となっている。現在研究チームは、国内をはじめ、北東アジア地域のこの3年間の粒子状物質やオゾンデータを確保して分析している。AIシステムが開発されれば、全国を19の圏域に分けて、計3日間の粉塵濃度を予報することになる。

国立環境科学院のチャン・イムソク大気質統合予報センター長は、「機械学習を行った結果、短期間の予報精度が急速に良くなっている」とし、「長期的にAIが予報官に取って代わるレベルにまで完成度を高めるのが目標だ」と語った。

16日、首都圏を中心に高かった微細粒子状物質(PM2.5)の濃度は、17日に全国的に拡大される。微細粒子状物質の濃度は、江原嶺東(カンウォン・ヨンドン)、釜山(プサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)を除く全国で「悪い」レベルと予報された。

環境科学院側は、「韓半島上空の大気が停滞したことで、週末から国内で排出された粒子状物質がたまっている。17日は国外から流入される粒子状物質量までが増えることで、全国的に空気質が悪いと予想される」と語った。


金喆仲 tnf@donga.com