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智異山の子供たちが感動を伝えた「K-POPミュージカル」

智異山の子供たちが感動を伝えた「K-POPミュージカル」

Posted December. 17, 2018 08:28,   

Updated December. 17, 2018 08:28

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厳しい冬の寒波も、鋭い吹雪も「智異山(チリサン)アイドル」のやる気を折ることはできなかった。いきいきとした青少年たちが活火山のように踊り、歌いながら舞台を盛り上げると、観客も歓声で答えた。

14日午後1時半、慶尚南道山清郡(サンチョングン)山清文化芸術会館の大ホール。軽快なK-POPを基盤にした生徒ミュージカル「ラビアンローズ」(バラ色の人生)が舞台に上がった。「私もK-POPスター、10日間の奇跡」という副題がついた。K-POP基盤の英語融合ミュージカルは初めて試みられたもの。

家庭の経済事情は厳しいが、K-POPに才能のあるローズ(ハ・ジイン・山清中3)が、日常からの脱出を夢見た友人に、K-POP公演を提案する。ローズや友人たちは、公演を準備しながら徐々に自尊心を回復し、各自の夢を見つけていく。ローズは別れたボーイフレンドとラビアン(チェ・ジンギュ・德山中3)にも会って、一緒に舞台を飾る。彼らは、「翼を広げて自由に飛びましょう。バラ色の人生に向かって力強く未来を開きましょう」と口をそろえる。

客席を埋め尽くした山清地域の中高生や教師、保護者や住民など500人余りは、公演の間中俳優たちと呼吸を共にした。口笛と拍手も絶えなかった。エマ役を演じたチョ・ユンヒさん(徳山中2)のダイナミックな踊りと演技は、観客の目をひきつけた。スマートフォンで公演を録画する保護者も多かった。ヘレナ役だったパク・イェソンさん(徳山中1)は、家族が花束を持ってきて応援した後、記念写真を撮った。この日の公演には山清中、丹城(タンソン)中、徳山中、徳山高校の4校の生徒22人が出演した。

公演が終わった後、修了証を渡したハ・マンホン山清教育庁教育支援課長は、「感動が大きすぎて、何を言うべきか分からない。短期間の練習の結果としては、本当に奇跡だ」と賞賛を惜しまなかった。パク・チョンジュン山清副郡守は、「私たちの地域から素晴らしい演技者が多く出てくると確信している」と励ました。東亜(トンア)日報の人気教育プログラム「友よ!文化芸術と遊ぼうー私もミュージカルスター」は同徳(トンドク)女子大学放送芸能科のキム・チュンギョン教授が総監督を務めて行われている。今回の50回目の行事は、慶尚道教育庁(朴鍾勛教育監)と山清郡(李在根郡守)、山清教育支援庁(ハ・ヒョンヒ教育長)、東亜日報が共同で主催した。


姜正勳 manman@donga.com